今日は春日和で気持ちよく、ちょっと買い物に行き、映画鑑賞
今日は寒さも和らぎ風もなく、春の兆しを感じさせる日差しが気持ち
良く、ちょっと買い物に出かけて、ついでに映画を2本鑑賞。
観た映画は「フライトプラン」と公開されたばかりの「シリアナ」の2本。
「シリアナ」は明日午前中に決まるアメリカアカデミー賞でジョージ・ク
ルーニーが助演男優、脚本・監督を手がけるスティーヴン・ギャガン
が脚本賞にノミネートされている話題作。中東の石油利権を巡り中
東の某小国の王家、CIA、企業コンサルタント、米国の弁護士、中東
へ出稼ぎにきているパキスタン人と話がそれぞれ個別に並行して進
んで行き、結末に向けて収束するいわゆる群像劇スタイルで、ギャ
ガンがアカデミー脚本賞を得た「トラフィック」と同じスタイルで作られ
ている。
それだけに進行が淡々と事実を重ねていくようなドキュメンタリータッチ
で、5つの話の並行しての進行も切り替えが頻繁で早く、説明的な要素
が少ないのでちょっと分かりにくい。画面に集中していないと、話の進展
に取り残されていきそうだ。昨日公開されたばかりなのだが、観た上野
の映画館は入りは寂しい状況。まあ場所が場所だから映画の雰囲気が
合わないこともあるが。それにしても悪い入りだった。また、映画自体が
観て楽しくなるような要素が皆無でもあり、サービス精神ゼロもあってか
始まってすぐに大きないびきをかいている人も何人か。「トラフィック」ほ
ど成功はしていないが、声高に語る訳ではないストーリー展開から石油
を巡る陰謀がじわじわ伝わってくる。しかし、日本でのヒットは難しいか。
ただ、邦題タイトルは映画タイトルそのままなのだが、あまりにも芸がな
さすぎる。最近は配給会社が知恵を絞らないのか原題通りという映画が
多いが、これなど元になった書籍もあるのだからいくらでも訴求力のある
邦題タイトルが考えられるはずだ。配給会社はヒットさせたくないのだろ
うかとも思ってしまう。
もう1本の「フライトプラン」はジョディ・フォスター主演のサスペンスアク
ション。母と6歳の娘が搭乗した飛行機内で娘が消えてしまうという一見
密室推理劇風から最後の最後の段階であれよという間に一気に女「ダ
イハード」風のアクションになる強引な展開には無理もあるが、フォス
ターの子供を一筋に思う母親のエキセントリックなまでの熱演で、突っ込
みたくなる部分も多いのだが、まあいいかと観てしまう。このような母親
がもし同じ飛行機に乗っていて機内で大騒ぎしたら相当の困り者ではあ
るが。そこは映画。フォスターのスター映画として単純に楽しむのが一番。
映画の長さも100分もないので飽きることもなし。こちらはもう公開から
既にかなりたっているのに客の入りもまあまあでいびきも聞こえなかった。
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