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2006年6月 6日 (火)

久しぶりに中国映画「山の郵便配達」を見る

NHKBSで放送したので久しぶりに中国映画「山の郵便配達」を見た。公開時
に映画館で見て以来だから5年ぶりぐらいか。あの当時の感動が静かに蘇って
きた。中国の南部地方の山岳地帯を舞台に何時間も掛けて僻地の山間部に
住む人たちに歩いて郵便配達をする親子をシンプルに描く。ストーリーは父親
から郵便配達の仕事を引き継ぐことになった息子が父親とともに挨拶もかね
ての初仕事に行く3日間ほどの配達を描く。

別にどうということのない普通の山や田園の風景が心にしみるばかりに美しい。そ
れを背景に家族愛、父と息子の感情のやり取り、山岳地帯に住み人たちとの郵便
を通じての人生の交錯などが淡々と描かれる。台詞も少なく、話しに大きな起伏
がある訳でないのに見ている間には心の中には激しく感情が動く、ハリウッド製の
スペクタクルなどを見たときとは違う異質の感動だ。見た後の清々しさは格別だ。

人と人との心をつなぐ郵便、その配達に人生を掛け、誇りを持ち、責任感にあふ
れる姿には郵便の持つ大きな素朴な意味が伝わる。わずかの郵便を配達する
のに何日も掛けるこんなことは経済合理性から見るとまったく意味がなくなる。
しかし、郵便にそんな経済合理性だけでその意味を計ることが出来るのか。

この映画の公開直後に郵政民営化というアホスローガンしか持ち合わせていな
かった先天性思考能力ゼロの薄ら馬鹿小泉が首相に就任するという世紀の馬鹿
選択を自民党がしてしまった。そのユダヤへの資金提供にしかならないだろう
アホ民営化が法制化されてしまった。ユニバーサルサービスを目指すなどと心
にもないこと言っている竹中などだが、日本にもまだ存在するだろう郵便配達の
極めて不便な場所などは小泉一派のめざす経済合理性だけからは切り捨てら
れるしかないはずだ。しかし、郵便はそんな経済合理性には最もなじまないのだ。
だからこそ利益至上主義になる民営にすることは郵便の本来の価値と有用性を
スポイルすることになるのは自明。

そんなことを改めて認識させてくれる映画でもある。優しい心や国民を思いやる
神経を一切持ち合わせていない小泉や竹中などはこの映画を見てもなんの感動も
感じないだろう。感じるようなまともな人間なら郵便の本来持つ意味も忘却して
の民営化を憲法を無視して衆院を解散して国民を騙してまで実現はしなかった
だろう。

ところで今日はあのヒット映画「オーメン」のリメイク作が公開になっている。体に
悪魔の数字666を持つ子供ダミアンが世界を破滅させる。その破滅の日が1000
年に一度の06年6月6日。恐ろしい日だったのだ。6日が終わるのは世界で時間差
があるからまだ安心は出来ない。しかし、その破滅する日に映画を世界同時公開
しても大丈夫なのだろうか。人類が破滅してしまえば公開してもせっかく高い制作
費で作った映画を誰も見る人がいなくなるのに。

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