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2006年8月 7日 (月)

那須・塩原温泉巡りドライブその3、那須湯本温泉の民宿「新小松屋」で鹿の湯源泉を堪能

那須は東京から近いのもあって、避暑やなんやとドライブで数知れず
行っている場所。これまで宿泊は何回もしているのだが、すべてが近
辺の温泉の日帰り入浴をしてのペンション宿泊。ペンションの清潔さと
ペンションの西洋風コース料理が好みというのもある。ただ、一度は
那須湯本温泉の濃厚な硫黄温泉にたっぷりと入って堪能したいという
のもあり、今回初めて那須湯本温泉そのものに宿泊することに。
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宿泊したのは、あまりにも有名になりすぎて最近は激混み状態の共同
浴場「鹿の湯」の源泉を引き、そのすぐ下にある「新小松屋」という民宿
だ。「鹿の湯」の下には民宿街が広がるのだが、そのほとんどは内湯を
持たず、宿泊客だけが利用できる共同浴場「滝之湯」と「河原の湯」を
利用する典型的な湯治タイプ。しかし、その中でも「新小松屋」は「鹿の
湯」源泉を引湯した内湯を所有する民宿。「鹿の湯」が午後7時で閉館
になるのに、「新小松屋」ではその湯を24時間いつでも好きなときに利
用出来るのが温泉好きには堪えられないと、宿泊となった。

現在新小松屋はちょうど改築をしていて、2台ほどある駐車スペースが
使えず、駐車は「鹿の湯」の駐車場を使用。女将さんによると、民宿街
でも新小松屋は一番古いほうで、「鹿の湯」の株権利を持っているため
に「鹿の湯」の源泉を引けるのだとか。民宿街ではほかにもう1軒が内湯
を持っているだけとか。民宿街を散策してみると、歩道は奇麗に舗装さ
れ、旅館とも思えるような民宿も。平均料金は6000円弱のようだが、内
湯があるのもあって新小松屋はちょっと高めの6500円。しかし、鹿の湯
源泉が24時間たっぷり楽しめるだけで価値が大きい。しかも、別源泉
を引く共同浴場を鍵を借りて利用できるのだから。

建物は古いが、まあまあ清潔。食事は1階の大広間でいただく。風呂場
は二つが別棟のような形である。大きいほうが男性用、小さいほうが女性
用と一応はなっているが、夜など誰も利用していないときには鍵をかけて
家族風呂として利用できるのも大きなメリット。

湯船には硫黄臭が香しいあの「鹿の湯」源泉がなみなみと注がれていて
浴場に一歩踏み入れただけで笑みがこぼれてしまう。底には湯の花が
かなり溜まっているようで、かき混ぜると一気に濃厚な白濁に。湯温は
ちょっと熱めで44度ぐらいか。成分も濃厚なので、短時間ずつ何回も
入浴するのが一番。夜などいつもがら空き状態で、深夜も含めて何回
も硫黄成分濃厚な湯を堪能した。Dsc00787


男性用風呂の前には足湯も設置されている。またその横には源泉溜め
がある。その中をのぞくと、底のほうまで白いホースがとぐろを巻いて
入っている。聞くところでは、そのホースの中には冷水が回されていて、
高温の源泉を加水せずに適温にしているようで、いわば一種の熱交換
方式での源泉を大切にした源泉供給方法。湯を大切にする姿勢が高く
評価できそうだ。
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食事はまあ家庭料理というものだが、せっかくの鮎の塩焼きも冷めて
いるのがもったいない。ちょっとした手間だけで温かい料理が出せるの
だが。2食付きで6500円だが、4000円で素泊まりして、温泉だけを
楽しむのも手か。食事はちょっと車を走らせればいくらでも外食はでき
るしね。ちなみに「鹿の湯」を楽しみたければ、400円のところを半額で
入浴できる券を新小松屋で出している。


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コメント

新小松屋は初めて聞きました。鹿の湯源泉を利用しているところはたくさんありますよね。
写真と文を見る限り、湯を大切に使っているようでとても好感もてました。
あの熱交換方式って他の所でも採用してほしいな~。

投稿: ごまちゃん | 2006年8月 8日 (火) 20時54分

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