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2006年9月23日 (土)

東北ぶらぶら気まま温泉一人旅ドライブその11、古遠部温泉で溢れる湯を堪能し、料理にも大満足

かつての温泉や旅行案内では知ることのなかった温泉の一つが古遠部
温泉だろう。ここ数年でネット情報でこの温泉の名を見ることが異常に多
くなった。鄙びの極致のような旅館らしく、そのあまり大きくもない湯船に
は毎分500リッターもの湯がドバドバと掛け流され、洗い場は湯船から溢
れた大量の湯で湯桶が流されてしまうほどとか。

こんな情報を知ってしまうと、一度は行ってみたいと思うのが温泉好き。昨
年この近くまで行き、湯の沢温泉には入浴したのにそのすぐ近くのこの古
遠部温泉には小坂から国道を行ったためにその横道に入る案内を見逃し
てしまい、碇ヶ関まで行ってしまったことがあったために、今回はそのリベン
ジだ。

今回は湯の沢温泉郷の秋元温泉に入浴した後直行したために、碇ヶ関か
ら小坂方面へ行く前回とは反対の行き方なので、案内看板もすぐにわかっ
た。国道から左折して、途中砂利道のかなり細い道を約1キロ走ると突然
に何台もの駐車車両が現れ、その前にまったくの民家同然の家が存在し
ている。
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その先は行き止まりで、そこが噂の古遠部温泉。着いたのが午後4時半頃
だった(予約したときに夕食が午後5時からなのでその前にチェックインして
ほしいと言われたからね)ので、日帰り入浴客の車で駐車するスペースを探
すのも大変だった。入り口は靴の山。どこへ靴を入れれば良いかもわからな
いまるで飯場のような雰囲気。受付で宿泊予約を伝えると、案内されたのは
玄関から1階分降りた階下。

そこに浴室もあって、部屋は浴室から歩いて10歩程度。部屋にすでに布団
が敷かれている。布団も部屋も清潔で気持ち良い。何の問題もない。先ず
は風呂だと浴室へ。日帰り客ばかりが7人程度が入浴中。浴室が小さいの
で少し混んでいる感じがする。長方形の湯船の奥の方で湯がザーザーと
掛け流されていて、湯船からは洗い場へ洪水のような湯が。飲泉できるよう
で、飲んでみると、鉄分と塩分を感じる飲みやすい美味しい味。湯船の湯は
わずかに濁りがあるが肌触り柔らかく気分最高。たしかに湯船から溢れる
湯だが、頻繁に行く福島県の新菊島温泉の豪快なドバドバぶりに比べれば
びっくりするほどではなかったが。やはり新菊島温泉が異色なのだろう。
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湯船の縁や洗い場は温泉成分で赤茶色の析出物がコテコテに付着していて、
座るとお尻に赤茶色の成分が付いたりする。すぐそばの川へ湯は排出されて
いるのだが、成分析出物で赤茶けた山のようになっていて、ちょうど奥会津の
湯倉温泉のようだった。成分はかなり濃厚なのだが、匂いはそれほど感じない。
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当日の宿泊客は私以外にはおじさん二人組だけ。何回も独占状態で湯三昧の
贅沢な時間を過ごせた。ここは日帰り客が異常に多いので、湯をゆっくり味わ
うには宿泊に限るようだ。なにしろ1泊2食付きで6900円と安くて、最高の湯
にかなり美味しい料理が味わえるんだから。

夕食は午後5時からで、おじさん二人組は道に迷ったとかでちょっと遅れて来
たので、一人で寂しく受け付けそばの広間で食事。山菜3種(これが量もたっ
ぷりで実に美味しい)に、きりたんぽ鍋、タラのコブ締め刺身が並び、あとから揚
げたての天ぷら、焼きたての岩魚の塩焼きが出て来て大満足の夕食。天ぷら
など大きめのエビ2本も付き量もかなりあった。山菜も上品に料理されていて、
ここの料理はかなり高評価だ。温泉旅館なんて冷めた天ぷらや焼き魚でうん
ざりするようなところ多いのだが、ここはまさに真心の接待。水洗でないトイレ
に始まり、かなりのボロ普請なのだが、それも気にならなくてかえって味わい
となっている。

夜に外に出てみると、まさに暗黒で、駐車した自分の車に行くのも大変。夜は
曇りで雨も降ったので残念だったが、快晴なら星空が素晴らしいのではない
だろうか。うちの奥さんなら絶対に泊るのを拒否する鄙び宿だが、一人で青森
に来るようなことがまたあれば宿泊したい宿だ。

ちなみに宿としての営業を始めたのはまだ20年ほど前とかで、当初はまとも
な建物じゃなかったそう。徐々に整備してきたそうだ。それに積極的に一切宣
伝もしていないとかで、NHKの「ふだん着の温泉」取材も断っているのだとか。
かなりの変わった宿ではある。設備以外は最高の宿。夜になれば日帰り客も
いなくなり、静けさと暗闇が支配するだけ。その中、一人でゆっくりと入る湯は
極楽。夜、深夜、朝と何度も入って堪能した一泊だった。

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