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2006年10月23日 (月)

今日もヒッチコック見てしまった。「三十九夜」はスピード感溢れてやはり大傑作

今日は東京は昨夜来の雨がさらに継続していよいよ秋が深まる気配
濃厚で肌寒い。株式の方はいまだ放置状態なので暇に任せて今日も
ビデオで映画鑑賞三昧。土曜日に見たヒッチコックの英国時代の作
品「バルカン超特急」があまりに楽しめたので、今日も先ずは英国時
代の作品「三十九夜」「間諜最後の日」を立て続けに鑑賞。映像は古
びたモノクロでも最近のハリウッドの金とCGばかりをかけた大作より
よほどサスペンスフルで一気に見ることが出来て、弛緩ない展開に
ご機嫌な時間を過ごせる。

「間諜最後の日」は若き日のジョン・ギールグッドが主演の今で言えば
007ものみたいなものだが、今ひとつ面白みがない。変なメキシコ人役
のピーター・ローレ、「パパは何でも知っている」ロバート・ヤングが悪役
で頑張るのだが乗り切れない。これに比べると、「三十九夜」の方はダン
トツの面白さだ。原作はジョン・バカンの世界的作品。中学生の頃たしか
創元推理文庫で読んだはずなのだが、その本は今は手元にない。それ
ほど分厚い文庫ではなかったはずで、一気に読んだ記憶がある。

映画を見るのは今回で4〜5回目ぐらいか。時間も90分もなくスピード感
ある展開なのであっという間に終わる感じだ。ヒッチコック得意の巻き込
まれ型サスペンスで、その原型になるようなものだろう。その集大成とい
える「北北西に進路を取れ」のまさにひな形。

外交官ハネーは見世物小屋で記憶術師のショーを見ているときに謎の女
に救いの声をかけられ、自宅へ連れて行くのだが彼女は殺されてしまい
犯人扱いになってしまい、真犯人を求めてロンドンからスコットランドへ。真
犯人の特徴は手の小指が欠けていること。途中、列車で知り合った女性と
の邂逅と逃亡、ロマンスなどがあって、冒頭の記憶術師のところへ戻って
の謎解きと、先の見えないスピーディーな展開にコメディータッチも含めて
たっぷりと楽しめる作品。

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» 映画評「三十九夜」 [プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]]
☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1935年イギリス映画 監督アルフレッド・ヒッチコック ネタバレあり [続きを読む]

受信: 2006年10月28日 (土) 01時35分

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