川渡温泉「高東旅館」にまたまた宿泊して、栗駒山麓周辺と鳴子峡で紅葉真っ盛りを満喫
紅葉見物のつもりで先日行った志賀高原では大した紅葉も味わえ
なかった。鳴子温泉には何度も行きながら、一度も紅葉時期の鳴
子温泉には行ったことがないので、予定では飯坂温泉1泊で帰宅
予定だったのを天候の良さに、そうだ!鳴子峡だ!と急遽鳴子温泉
宿泊を決めて飯坂温泉の宿泊先から電話して宿を予約。
鳴子の紅葉時期の渋滞は聞いてはいたものの、4号線から47号線に
入ってからのほとんど動かなくなった渋滞にはうんざり。鳴子は川渡
温泉の高東旅館に宿泊する28日は混みそうな鳴子はパスして、花
山村から栗駒方面へ行き、自遊人無料パスポート使用で栗駒山荘
と大湯温泉・阿部旅館、泥湯温泉・奥山旅館に入浴。しかし、47号線
から花山村へ行くために457号線へ右折する地点まで行くのが大変。
渋滞で時間がえらくかかる。こんなに混んだ47号線は初めてだ。
しかし、457号線から小安峡へ通じる398号線へ入ってからはふだん
よりは多いものの空いていて快走。道路右側に広がる栗駒高原は全山
黄葉一色だ。
栗駒山荘周辺はすでに紅葉時期は過ぎ、初冬の雰囲気も。栗駒山
荘は駐車場も満杯で、ごった返していた。風呂も露天風呂の方は満員
状態なのだが、内湯の方はガラ空き。今回は湯も良い内湯でまったり。
9月に一人で温泉旅行した時に自遊人無料パスポート使用で入浴したの
と同じルートで栗駒山荘、阿部旅館、奥山旅館と今回も自遊人パス
をばっちり使って入浴。味わいの違う濃厚な湯を堪能。奥山旅館に
到着したのは午後4時過ぎになっていたので、鳴子温泉へ行くために
秋の宮温泉へ出る県道310号線を通る時はすでに暗闇。昼間は狭くて
カーブが多くて走りにくい道なのだが、暗いとライトの光で対向車がわ
かってかえって走りやすい。ただ、素晴らしい景色はまったく見えないが。
28日に宿泊した川渡温泉の高東旅館は7月、9月にそれぞれ2連泊し
ているお気に入りの旅館。硫黄臭漂う微緑白濁の湯は体全体の皮膚が
嬉々とするようなすばらしい感触。深夜も含めて入浴を繰り返して堪能す
ることができた。翌朝は午前8時頃宿を出て、さっそく鳴子峡へ。さすが
その時間帯は道路もスイスイで、鳴子峡の橋手前の無料駐車場に駐車
して歩いて鳴子峡の絶景鑑賞地点のある場所へ。そこは今年から紅葉
時期だけ500円の有料駐車になっている。しかし、その駐車場には無料
駐車場から歩いても5分程度。橋の上からも鳴子峡見物しながら行ける
のでむしろ楽しめる。その有料になった駐車場もふだんならほとんど車も
見かけないのに、さすが天下の鳴子峡。ものすごい人数の見物客だ。た
ちまち駐車場は満杯に。
鳴子峡は川沿いに3キロ近くの散策路が続き、遊歩道沿いに様々な形の
岩があり、紅葉が絶景を繰り広げる。ちょうどピーク時期に入ったようで
点在するモミジの赤色が黄葉の絨毯に染まる。11月初旬までがピーク
のようだ。
1時間半ほどのんびりと鳴子峡散策を楽しんで、そのあとは中山平温泉
の「琢琇」と川渡温泉の「みやま」でこれまた自遊人無料パスポート使用
でのんびり入浴。日帰り入浴専門入り口まである人気の琢琇は時間が
良かったのか意外に混んでいなくて、のんびりとぬるぬるのうなぎ湯を楽
しめた。9月に入ったときよりぬるぬる度は上で湯の状態は極上。みや
まは独占状態で入浴。コーラのような色合いの透明なちょっと温めの湯は
肌に優しく、入っていると目がとろんとしてくる。ここはデザイナーズホテル
のようなお洒落な新館と湯治的に素泊まりも可能な本館があり、落ち着
いた佇まいも魅力的で、次回鳴子宿泊の一番候補かな。
大渋滞するほど車が殺到しているのに、旅館の湯には人があまりいない
ということは、紅葉客は鳴子の温泉にはそれほどの興味はないのかもし
れない。鳴子温泉にとっては紅葉は確かに観光の目玉かもしれないが、日
帰り観光客がほとんどで、しかもその客たちは鳴子の素晴らしい温泉には
それほど興味もないようでは恩恵は薄いよう。それより、動かなくなるほど
の渋滞は迷惑だけかも。午後2時過ぎに帰京の途に就いたが、4号線に
出るまでの47号線の大渋滞は何度も鳴子に来ている中でも初めての経
験であった。
それにしても自遊人無料入浴パスポートには感謝です。3冊買ったのを利
用してこの3ヶ月弱で入浴した温泉数はのべ44回。3冊で購入代金は26
00円ほどだからその価値は絶大だ。まだ来年1月末まで利用できるので
楽しみではある。
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