アメリカの映画監督ロバート・アルトマンが死去。今夜は追悼で映画鑑賞だ
夕刊を購読していないので海外の死亡記事などは新聞だけでは翌日の
朝刊でないとわからない。新聞ウェブを見ていたらアメリカの映画監督の
ロバート・アルトマンがガンで死亡の記事が。81歳だった。70年代はじめ
から公開される映画に嵌まっていた監督だけにちょっと寂しい。各新聞の
ウェブ記事見ていて、毎日新聞ウェブの記事の見出しには笑えた。「反
体制派監督」と来た。おいおい、そんな皮相な一面的な見方でしか見な
いことこそアルトマン映画とは極北にあるんだよ。小泉のことを改革派と
持ち上げた愚かさと同類だわ。
今夜はアルトマン(最近知ったばかりの映画ブログで監督の発音をオ
ルトマンでないと間違いだと変なこだわりをしている自称1万本の映画を
観て自分は映画のセミプロだと豪語して人もいるけどね。1万本程度
観ただけでまるで自分は映画に関しての評価では絶対音感のようなも
のがあると自慢するうんざりするような人。だいたいアメリカ人でさえ
正確に発音できないのがほとんどだし、カタカナ表記ではある程度正
確とされる発音で一般的に識別出来れば十分だし、普通にアルトマン
でいいんじゃないんかい)追悼の気分で酒をしんみり飲みながら2本ほ
ど観てみようかな。
そこでどの映画にするかが悩み。アルトマンファンになったのは70年代
はじめに公開された「マッシュ」を観てから。その後、「バードシット」「ギ
ャンブラー」「ロング・グッドバイ」「ボウイ&キーチ」などお好みの映画
が立て続けだった。一般的に巨匠扱いになったのは「ナッシュヴィル」や
「ウェディング」あたりのいわゆる群像劇スタイルの映画から。しかし、私
にとってはアルトマンの描く世界でもっとも好きなのはちょっとひねくれた
視点でドラマを作っていた初期のころ。という訳で、今夜というより深夜に
観るのは一番好きな「ロング・グッドバイ」と「ボウイ&キーチ」に決定。
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