ウィーンフィルニューイヤーコンサートでいつもの新年気分満喫
毎年年明けにはウィーンフィルニューイヤーコンサートで新年気分
を味わうのが一番。今年も1日夜に放送された。ことしの指揮者は
ズービン・メータで今回が9年ぶり3回目の登場とか。粋な雰囲気
とはちょっとかけ離れてはいるが、ウィーンフィルとは相性が良い
指揮者の一人で、息もぴったり、パフォーマンスも盛り込んで十分
に楽しめた。4日にはハイビジョンでも再放送されるのだが、クラシ
ック音楽を聴きはじめた1960年代初めにはこのニューイヤーコン
サートはコンサートマスターのウィリー・ボスコフスキーがヴァイオリ
ンの弾き振りをして、まるでヨハン・シュトラウスの再来かのような
形で行われていた。しかし、現在のような世界的なイベントでは
まだなく、かなりローカルな形。録音もライブではなく、ボスコフス
キー指揮でロンドンレーベルで散発的に発売されるのを楽しんで
いたものだ。それが、ライブで見られるようになり、鮮明でダイナ
ミックな音響のハイビジョンでもすぐに見られるなんて夢のよう。
これまでビデオでも含めて毎年見てきているが、印象に残って
いるのはカラヤンの死の直前のものとクライバーの最初の登場の
ときのもの。今でもその二つはCDで聴いて楽しんでいる。ここ数
年のものはいずれもDVDで録画を残してあるが、それほど印象に
残るほどのものがなく、再見することはほとんどない。なぜか薄
味なんだな。まあ、それでもこの豪華なコンサートは新年の気分
を味わうには最高。客席にはソニーの大賀元社長の顔も写って
いたが、その左にいた恰幅の良い金髪女性はカラヤン未亡人な
のかな。でも、この限られた人数しか入場できないコンサートを
現地で見られるなんてほんと羨ましい。
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