南会津の温泉巡りその6、駒止湿原で水芭蕉をたっぷりと鑑賞
里の湯に入ったあとはどこへ行くかちょっと思案。温泉巡りもいいの
だが、里の湯からすぐ近くの国道289号線を右折してしばらく行く
と国の天然記念物にも指定されている昭和村と田島町、南郷村の境界
付近に位置し、ブナ林に囲まれた標高1100メートルにある駒止湿
原がある。まだ一度も行ったことがないので、ミニ尾瀬公園の水芭蕉
見物に続いての湿原散策をすることに。
国道から駒止湿原の案内に従って細い道に左折。つづら折りの狭い山
道を7キロほど走ると駒止湿原の駐車場への分岐点が。すぐに駐車場
が。40〜50台程度のキャパの駐車場だが、雨模様もあってそれほ
ど駐車していない。トイレも設置されている。散策のあと国道に戻る
時に分岐点から来た時とは反対の方向へ行ったのだが、そちらのほう
が渓流沿いに走り、道幅も若干広く走り易い上に距離も短くてあっと
言う間に民宿などもある針生地区に出るので便利だ。
駐車場からは湿原は歩いてすぐ。面積約150haの湿原で、大谷地、
白樺谷地、水無谷地の三湿原にだいたい分かれている。水生植物が堆
積して出来た泥炭層は国内でも有数の古さらしく、ミズバショウやワ
タスゲ、タテヤマリンドウを初めとする多くの花々が群生する。
雨も降ってかなり寒いので、今回は水芭蕉などの多い大谷地散策だけ
にすることに。大谷地は三湿原中で一番大きな湿原で、木道を進むに
つれ徐々に低層湿原、中間湿原、高層湿原と 変化して様々な湿原植物
を楽しめるのだとか。今回はちょうど水芭蕉の最盛期だったようで、
至る所に水芭蕉が乱舞。素晴らしい湿原風景を見せてくれた。水芭蕉
だけなら尾瀬にも負けていないほどだ。木道が狭いためか大谷地だけ
は一方通行となっており、案内板にも大書されているのだが、守る人
が実に少ない。狭い木道で対面通行が出来ない事態が多発。どうして
こんな基本的なことさえ守れないのだろうか。私は登山はしないが、
富士山などでゴミだらけらしいのも、この種のマナーもわきまえない
馬鹿が大勢来るせいなのだろう。
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