群馬の温泉はやっぱりご機嫌だね、その3川原湯温泉共同浴場「王湯」
聖天様露天風呂に1時間ほどまったりしていたらすでに午後5時半
近くに。食事が午後6時頃からだと言われていたので、2つある共
同浴場のいずれかに入っておくことに。川原湯温泉の共同浴場は聖
天様露天風呂入り口のすぐ向いにあるジモ専的匂い濃厚な「笹湯」
と露天風呂も備える大きな「王湯」があり、いずれも入浴料金は3
00円。宿泊客は旅館で共同浴場の無料入浴券を貰える。
というわけで、聖天様でたっぷりと入浴したので今回は「王湯」だ
けにさっと入浴することに。旅館で頂いた入浴券を「王湯」の受付
に渡してさっそくまずは内湯へ。その前に気がついたのは、以前利
用したときには確か「王湯」には食堂みたいなのだが付属していた
とおぼろげに記憶していたのだが、それがまったくなくて風呂だけ
になっていたこと。
ここの内湯は階段を下りた下にあるのだが、そこは脱衣所で、浴室
は脱衣所からさらに階段を下りて行く。そこにはコンクリート作り
の5〜6人程度は楽には入れる湯舟が真ん中に。実にシンプルで気
持ちの良い作りだ。川原湯温泉の湯の例でかなりの熱めで、体にぴ
りっと来る。わずかに湯の花も認められるが、ほぼ無色透明の硫黄
臭が微かに漂う。独り占めで新鮮な湯がご機嫌だ。
「王湯」には露天風呂もあるので一応行ってみる。いったん受付階
に戻って渡り廊下の先の露天風呂へ。ここの露天風呂はテラス部分
にあとで付け足したような作りで、雰囲気はない。眺めも今ひとつ
で、露天はやはり聖天様が数段上等だ。王湯は素晴らしい内湯だけ
で十分だろう。「笹湯」も内湯だけだが、鄙びた作りがまた独特の
魅力となっている。しかし、ダムが完成すると聖天様も笹湯も王湯
も消えてしまうと思うと残念ではある。
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