岩手県中心温泉巡りのんびりドライブ旅行10、鶯宿温泉の鄙び宿「うぐいす旅館」の自噴泉を味わう
国道46号線を何回も走り、繋温泉は利用しているのにこれまで
その繋温泉からわずか奥に入っただけの鶯宿温泉には一度も行っ
たことがなかった。その手前にレジャーランドケンジワールドが
あるのも鬱陶しい気分で避けていた面もあるが、以前からネット
上で鶯宿温泉に自噴泉の湯舟を持つ鄙びた旅館があるとの情報を
知り、一度は行かなくてはと思っていて今回ようやく実現。
その自噴泉を持つ旅館は、温泉街の名前に相応しい「うぐいす旅
館」だ。なんだか風流な趣が漂う。ケンジワールドまでは道は広
々としていたのだが、それを過ぎて鶯宿温泉地区に入ると突然に
道は狭くなる。それに沿って小さな旅館や店が並ぶ。
三叉路にぶちあたったところで一番右の道を行き、すぐ橋を渡る
と温泉神社が。ネット情報ではその前が駐車可能とのことだった
ので駐車。その前には川が流れ、川の右向こうには巨大な新しい
「長栄館」という旅館が鎮座。
目標の「うぐいす旅館」はその長栄館の玄関前に3軒ほど並ぶ湯
治宿の真ん中の宿。作りはごく普通の民家風。とりあえず日帰り
入浴可能かどうか確認。色白の上品なぽっちゃり美人の女将さん
が応対。入浴料金は一人200円。
浴室は地下へ降りて行くとか。薄暗い回り階段のようなのを2階
分ぐらい降りて行くとかなり広い浴室がどーんとありました。そ
れまでの途中には浴衣が20着ぐらい干してあったりと一部倉庫
のような空間で、不思議な造りの宿だ。
浴室は木の長椅子が置かれた脱衣場と湯舟が一体。混浴なので女
性はかなり厳しい浴室。脱衣場から階段を2段ほど降りたほぼ外
を流れる川面と同じ高さに湯舟があり、川に湧いた源泉の上にそ
のまま湯舟を作ったような風呂。山形の赤倉温泉のあべ旅館や旅
館三之丞の自噴岩風呂の小型版的湯舟だが、7〜8人程度は大丈
夫な大きさで、旅館の大きさと比較するとかなりの大きさ。
自噴泉の量が少なくなっているらしくて、ホースで別源泉が注が
れている。湯温はあまり利用がなかったのか相当の熱さで、かな
り加水してもなかなか入れない。別源泉が注がれているホースを
外して、ようやく入浴できる状態に。それでも長くは入れない。
湯舟の2カ所あたりから時々アワがぶくぶくと出ている。自噴し
ている場所だろう。きりっと引き締まる湯で、かなり温まる湯だ。
素晴らしい湯だ。宿泊してじっくり入りたくなる。素泊まりで1
200円、布団料金が500円ほどの激安。浴衣を借りても20
00円ほどだ。藤三旅館、大沢温泉、国見・石塚旅館にここ、そ
して青森の湯治宿などを利用して宿泊して旅行するとずいぶん激
安で最高の湯を楽しめる訳だ。またすぐにでも行くか。
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