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2007年9月 6日 (木)

北東北方面一人で予定なしのブラブラ温泉巡りドライブその9、鶯宿温泉「うぐいす旅館」で激安素泊まりして自噴泉にたっぷり浸かる。さらに東京へ戻る途中にもう1泊してしまった

8月30日に宿泊したのは岩手県雫石の鶯宿温泉にひっそりと存在
する自炊宿「うぐいす旅館」だ。今年の7月に初めて日帰り入浴し
て、鄙びの雰囲気、自噴泉の混浴風呂の素晴らしい湯にすっかりお
気に入りになった旅館で、今回宿泊するならここは入れようと最初
から思っていた宿。

通された部屋は玄関から数段の階段を上がったすぐの部屋で、変形
四角形の実質5畳ぐらいの部屋。畳は汚くはないが、一部床の弱さ
からかちょっとぶよぶよ。古びた廃棄物寸前の茶箪笥にリモコン付
き14インチテレビ(テレビは宿泊1日400円で、見ないなら断
れる)が。カーテンはわりに新しめのまさしくうぐいす色で、それ
だけが鄙びの中で異彩を放っている。ポットに熱い湯とお茶セット
の用意。シーツもノリが効いて気持ち良いのが準備されている。確
かに建物も部屋も古いが、別に居心地が悪いということではなく、
古びた田舎の家に泊まった感じか。その古さが上質な侘び寂びにま
で昇華していないだけで。先日宿泊した湯の花温泉の300年経つ
民家の民宿「本家亀屋」などはその古さを活かしながら、清潔感あ
るリフォームで上質な和の空間になっていたのとの違いだ。

それにも関わらず、この旅館の素晴らしいのはなんと言ってもすぐ
そばを流れる川床とほぼ同じ高さに湯船の底がある浴室。玄関から
階段を2段階に降りて行く地下にある。造りはかなり年代を感じさ
せるもので、途中の階段部分は生活感がにじむのだが、造りは意外
にしっかりしている。薄暗い地下へ降りて行く浴室へのアプローチ
が堪らなく素晴らしい。

階段から即浴室で、すぐ脱衣棚があり、その横に木のベンチが。そ
の脱衣場から石の階段を3段ほど下りた部分が湯舟。湯舟はコンク
リ造りの長方形で、10人程度は余裕で入浴可能な旅館自体の大き
さからは想像できなほど大きい。しかも天井がかなり高いので湯気
がこもらず気持ち良い。脱衣場も男女一緒で、しかも湯舟から見上
げる形になるので女性にはかなり厳しい。女性が入って来た時には
男性は脱衣場から視線を逸らせる配慮が必要だ。

湯船の底には大小の石がゴロゴロと敷き詰められていて、その石の
合間から2カ所ほど自噴する新鮮な湯がブクブクと泡を立てて吹き
上げている。湯舟には3本のホースが入っていて、1本が自噴泉の
湯量を補うための鶯宿温泉の共同源泉の熱い湯、他の2本が水。自
噴泉なのだが、大規模施設が出来たりしてから自噴量が減少して、
ホースで別源泉を投入しているのだ。湯温が熱いので加水は必至、
それでもかなり湯温は高い。肌がヌルヌルするような湯ではなく、
肌に優しいさらりとした感じ。単純硫黄泉のようだが、ほとんど単
純泉の感じでもあり、入浴後は肌がつやつやになる。女将によると、
自噴泉の量は以前より確かに減少はしているが、今でもホースで加
えている共同源泉より量的には多く自噴しているとか。夜中などか
なりの量の泡が立ち、湯が盛り上がるほどに自噴していているのが
判る。ところで、煙突のように見えるパイプは排水するときに横に倒し
て排水できるとか。ここまで自己主張する排水パイプは稀有。

ここの日帰り入浴料金は200円。この湯が味わえると思うと激安。
さらに宿泊するとその安さにびっくりだ。基本宿泊料金が1200
円。それに布団代金500円、浴衣代金300円、入湯税75円、
テレビ400円などが加わって行く計算。今回利用したのは基本料
金に布団だけ。浴衣はあまり好きでなく、パジャマ形式の方を好む
ためだ。また、テレビも利用しなかったので、宿泊料金は1775
円ということだ。極上の温泉を宿泊中自由に利用できて、これって
あまりに安すぎないか。でも、まあ施設はすぐそばの観光バスで団
体さんも大量に来る巨大旅館「長栄館」に比べるとボロ小屋みたい
なものだが。

あと食事は朝夕食とも頼めば作ってもらえる。朝食は食べないので
夕食だけ頼んだが、家庭料理の定食風でたった500円。魚の煮た
もの(これが薄味で美味しかったというより、普通の家庭料理でご
飯を含めすべて美味しい)、山菜などの煮物、ネギのヌタ、キュウ
リのお新香、みそ汁、ご飯で私には必要充分な量でしかも美味しか
った。夕食付きの1泊すべてで支払額は2275円。今時信じられ
ない良心的な料金設定の宿だった。旅館によっては高い宿泊料金を
払った上に、小さい貸し切り風呂を1時間借りて3000円なんて
ぼったくりのところもある。それが、素晴らしい広々した自噴泉風
呂を夜ならたいてい貸し切りで入れてこの値段。もうここの宿泊は
鉛温泉・藤三旅館と並んでくせになりそうだ。

さらにその数日後、谷地温泉に宿泊した翌日の9月3日に猿倉温泉
に蔦温泉と入浴したあと、どの方面へ行くか思案していたら、蔦温
泉の自噴泉のあとはもう日帰り入浴はいいやという気分になり、時
間的に計算すると午後4時頃には盛岡か田沢湖辺りに行けるような
ので、それではお気に入りになった鶯宿温泉の「うぐいす旅館」に
またまた宿泊して、蔦温泉の次の温泉も自噴泉だと9月3日もうぐ
いす旅館に宿泊だと午後2時過ぎに直前予約。国道282号線を一
気に走って盛岡経由で鶯宿温泉へ。午後5時にはチェックインして
またまた自噴泉をたっぷりと味わう。谷地温泉、蔦温泉、うぐいす
旅館とまったく贅沢な自噴泉連湯となった。場所的にも便利な地点
にあるので、ここと鉛温泉・藤三旅館での湯治パック(2食付きで
4000円ほど)や大沢温泉の自炊部で宿泊して湯巡り基地にする
のも良いかもしれない。
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PS:10月に入って紅葉を見るのも兼ねて、この旅館にまた宿泊に
行きたいなと思ってググってみたら、この旅館の湯舟のことをなん
と自噴まがいの偽物と書いているアホを発見した。その温泉記事に
よると「 浴槽の底からコンコンとお湯が湧き出ています。ここの
湯船は以前は『足元自噴』だったのですが、今はひき湯を足元から
出している、なんちゃって自噴演出。」なんて書いている。ここま
でアホ書くと呆れるしかない。
“ひき湯を足元から出している”と
いうのはあの湯舟を見れば普通考えられないだろうが。湯舟は川の
岩盤上にそのまま湯舟を設置したようなもので、ひき湯を湯舟の底
から出すなんてそんなことカネが莫大にかかるだけろうが。それで
なくても素泊まり1200円の超良心的価格で営業している旅館だ。
そんな金がどこから出せるか。自噴はしているんだよ。ただ少し減
少したから別源泉をホースで追加している訳だ。“なんちゃって自
噴演出”なんてのは嘘八百、良心的な旅館の営業妨害じゃねえか。
こんないい加減な記事を書くこの馬鹿の他の温泉の記事もまがい物
ってか。

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