日産GTRの開発1年間を追ったテレビ東京「ガイアの夜明け」は楽しめた
我が家のテレビのチャンネル占有率は民放ではなんとなく
テレビ東京がダントツだ。株式番組や旅番組、「なんでも
鑑定団」などつい見てしまうものが多い。今日の午後10
時から放送した「ガイアの夜明け」もそのひとつ。時々と
ても興味ある素材を放送するのだ。
今日30日火曜日放送もそうだった。今回のテーマは「日
の丸スポーツカーの夜明け」で、東京モーターショーでも
話題一番の日産GTRの発売まで1年間の開発現場を追った
もの。
ゴーン社長から開発の特命を受けた責任者のもと、総勢1
00名ほどの開発チームの取材はなかなか楽しめた。少し
突っ込み不足の面もあったが、秘密の多い自動車開発の最
終段階を一応楽しめた。
日本からこのようなスポーツマインドいっぱいの車が出て
来たなんてかなりの興奮車種だ。開発の一番のテーマが量
産自動車として、ポルシェ911GTを上回る早さを達成す
るってんだから車好きには堪らない。
日本の車は最近は荷物運搬車でしかない面白くも何ともな
いミニバンというダサイ限りのトラックばかりが日本中を
走り回っていて、スポーティなセダンやクーペがすっかり
消えてしまっている。
車の楽しみはやはりスポーティな車を運転することに限る。
そんなミニバン全盛の中で開発されたGTR。今回のGTRは
かつてのGTRとは概念がまるで違うものになっている。ま
さにピュアスポーツ車。その凄さはドイツのニュルブルク
リンクの20キロ超のコースでの走行でポルシェを抜く速
度を出したので実証済み。そのビデオで見ると、まさしく
300キロカー。日本のどこでその能力を発揮させられる
のか、まあ無理だが、日本の高速道路を走ってもその魅力
は痺れるほど感じられることだろう。
搭載エンジンはV型6気筒3.8リッターDOHCにツインター
ボを装着したVR38DETT型で、353kW(480ps)の馬力に
60kg-mの高トルクだ。凄すぎる。同じレベルのポルシェ
を買うなら2000万円を軽く超して行くのが、GTRなら
税込みで777万円で手に入る。これは凄いんじゃないだ
ろうか。日本の車産業の技術の粋を手に出来るのだから。
カネがあるなら即欲しい。ただ、デザインが日産らしくも
うひとつ垢抜けないのだが。しかし、トヨタのレクサスの
ように価格を上げるためだけの豪華旦那仕様の成金趣味お
じさん車とはものが違う。
日本もこういう車を出せるんだから、ミニバンなんかばか
り売るのに精出さないで、また、でかくなるばかりの新車
じゃなくて、5ナンバー枠に収まって4・2メートル程度
に収まった車長のコンパクトで流麗な粋なデザインのクー
ペ(5ドアハッチバッククーペなんての好きだ)を出して
ほしいものだ。
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コメント
見ましたGTR.若い頃兄が箱スカGTRに乗っていたのですが、外観は大きくかわりました。しかし、今のGTRにも何か脈々と継承されてきた当時のダットサンスピリットを感じさせる不思議さは他の国産車には余り無いように思います。金のある無しに関係なく、車の方から、お前には乗る資格があるのか問はれそうな感じさえします。まるで、黒王号の背にはラオウでないと釣り合わないといった感じです。それにしても480PSは凄すぎです^^。そこら辺の雑魚が乗っても、持っていかれるだけでしょう^^。一度、生の排気音を聞いてみたいです。
投稿: apindy | 2007年10月31日 (水) 01時25分