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2007年10月 5日 (金)

2日間で映画を5本見たのだが、面白いものが1本もなしの悲惨さ。白けるばかりの「包帯クラブ」はなんと観客たった2人で寂寥感漂うばかり

この2日間で映画を5本見て来たのだが、どれもこれも少しも映画
的興奮を与えてくれなくて、眠気ばかりが襲いまくるばかり。NHK
BSが最近放送していて録画しておいた「グラディエーター」や40
年ほど前の公開時に映画館で観て以来の再鑑賞となった「ローマ帝
国の滅亡」の面白さに比べるとなんともチンケ極まる出来のもばか
りだった。

観たのは「スキヤキウェスタンジャンゴ」、「包帯クラブ」「幸せ
レシピ」「アーサーとミニモイの不思議な国」「パーフェクト・ス
トレンジャー」の5本。

どれも株主優待券使用なので我慢は出来るものの、1800円なり
の正規料金を払っていたらカネ返せと言いたくなようなものばかり。

「スキヤキウェスタンジャンゴ」は「用心棒」を基本に、イタリア
西部劇の要素や様々な映画のオマージュ的なものだが、アクション
の基本骨格はフランコ・ネロ主演の「続・荒野の用心棒」があると
いうより、「荒野の用心棒」とその2本の換骨奪胎。ウェスタンと
いうので全編英語で、対立するならず者集団の名前が源氏と平家と
くる。さらにクエンティン・タランティーノが超悪のり出演。全編
なんだかかつて観た映画の寄せ集めばかりで、観るほうはその元ネ
タ探しぐらいしか楽しめない。一番楽しんでいるのはたっぷりとセ
ットに金を使って遊んでいる監督という映画だ。あと一番カッコい
い役の桃井かおりも楽しんだ口か。とにかく全編うるさいほどキレ
のないアクションが続くのだが、眠気ばかりというのはアクション
映画として最悪。傑作「荒野の用心棒」と「続・荒野の用心棒」の
面汚し。

何を観ようかなと映画タイトル見ても観たいものがそれほどないし、
観たいものはすでに観ているしで、「包帯クラブ」なるタイトルで
ホラーかなんて思って(それは冗談で、それしかない状態だったか
らだけ)選んでしまったのだが、その「包帯クラブ」は設定自体に
基本線から感情移入できないので白けるばかり。主演の一人である
「誰も知らない」の柳楽優弥の勘違いしまくりの一人思い込みの過
剰演技にはうんざり。唯一の救いは貫地谷しほりっていう初めて見
た若手女優。力を抜いた巧まざるユーモアのある感性は伸びるんじ
ゃないかな。主演の石原なんとかというこれも初めて見た女の子の
ほうはまったく印象度薄く、観たあとは顔のイメージさえ浮かんで
こない。

「幸せレシピ」はドイツ映画「マーサの幸せレシピ」のハリウッド
版リメイク。それにしてもハリウッドの想像力の欠如を示すのかリ
メイク多すぎだ。しかも元映画を凌駕できず、アメリカ人向けに甘
すぎる改悪ばかり。これもその典型で、ゼタ・ジョーンズのファン
向け。と言っても日本にそれほどこの女優の熱心なファンがいるか
どうか疑問だが。「シャイン」「アトランティスのこころ」のスコ
ット・ヒックス監督も投げやりな演出だ。

「アーサーとミニモイの不思議な国」はフランスのリュック・ベッ
ソン監督の実写含みのCGアニメだが、フランス的な感性はまるでな
いし、舞台もアメリカの60年代の田舎で、制作意図がまるで分か
らない中途半端な作品。ベッソンがよほど金が余っていて、自分の
趣味のお遊びで造った作品。ただ、実写部分でのおばあちゃん役に
ミア・ファロウが出演していたり、英語版吹き替えでは超豪華キャ
ストなのをみると、ベッソンも相当にカネが余っているらしい。

サスペンス映画として少し期待していたのが、ハル・ベリー、ブル
ース・ウィリス主演の「パーフェクト・ストレンジャー」で、この
二人に重要な脇としてジョヴァンニ・リビージが配されているので
期待感大きかったのだが、サスペンス映画の基本をことごく外して
行く馬鹿な演出には腹が立つばかり。最終段階になってからの真犯
人の唐突な判明は、そんなアホなと口あんぐり。サスペンス映画と
しての丁寧な伏線などがまるで無視されているからだ。それにキャ
ラクター造形のお粗末さ。

という訳で面白くもない映画ばかりで、映画館もガラ空き。「包帯
クラブ」などたった2人であまりにも寂しかった。まあ、あんない
じけた高校生たちのアホな自己満足だけを描いているんだから、若
い奴らも共感湧かないだろうし、私みたいなおじさんは白けるだけ
だしね。東映制作らしいが、企画のお粗末、製作の視点の馬鹿ぶり
を典型的に示す映画だろう。ここ最近でも私を含め観客2人だけと
いうシラケ鳥が劇場を飛びかう映画はこれだけで、興収は極めて厳
しいのは明白。企画・製作陣は懲罰もんだろう。東映にヒットを飛
ばせる企画・製作を出来る人材が皆無なだけだけど。

とにかくもあまりにつまらない映画ばかりだったので、口直しに先
週NHKBSで放送されて録画しておいたビリー・ワイルダー監督の
サスペンス映画「情婦」を先ほど見たのだが、演出・演技の驚くべ
き違いに唖然。あまりの面白さに眠気などまったくゼロだった。

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