日本人をまるで守ることができない失態続きの自衛隊。イージス艦が小型漁船を粉砕
海上自衛隊のイージス艦「あたご」(舩渡健艦長、7、700
トン)が19日未明、千葉県野島崎沖で新勝浦市漁業協同組合
所属のマグロはえ縄漁船「清徳丸」(7.3トン)と衝突、漁船は
真っ二つに割れ親子2人が行方不明の事件が発生した。
Wikipediaによると
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イージス艦は、イージス・システムを搭載することによって、特に防空能力について非常に優れている。このため、艦隊において防空の要として活動することが多いが、多数を保有するアメリカにおいては、汎用艦としての活動も多い。その防空能力はいずれもイージス・システムによってもたらされたもので、遠くの敵機を正確に探知できる索敵能力、迅速に状況を判断・対応できる情報処理能力、一度に多くの目標と交戦できる対空戦闘能力によって支えられている。これらの能力は、対空戦闘以外にも応用され、イージス艦の戦闘能力を全般的に優れたものにしている。
現在ではミサイル防衛(BMD) においての使用も計画されているほか、強力なレーダーや情報処理能力、ネットワーク能力を持つことから軍事における情報革命(RMA)などにおける海軍作戦の重要な要素ともなる。
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まあ、現在の防衛の最先端の能力を持つ装備である訳だ。複数の
ミサイルを検知、処理できる凄い防衛機器なのに、すぐそばにい
る小さな漁船を検知する能力はないということは、北朝鮮あたり
が小規模な船を使用してゲリラ作戦を展開してもまったく役立た
ないってことね。そのあまり役立ちもしないのが1艘1000億
円を軽く越える建造費がかかるってことも凄い無駄遣いだな。
夕刊フジウェブのこの記事の中に
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専門誌「軍事研究」編集部の大久保義信氏は「高性能レーダーは対空用で、空には強いが、水上の特に近いもの
に対してはカバーしきれない部分があると指摘されていた」と語る。別の専門家は「そのために見張りがいるはずで、横須賀を間近にして気持ちの緩みがなかっ
たか十分検証されるべきだ」と指摘した。
大久保氏はイージス艦がレーダーに掛かりにくいステルス構造をしている点も指摘する。「レーダーに実物より非常に小さく写り、ぶつかりそうな思いをしたとの船舶関係者の話は少なくない」といい、対策の必要性が議論されていたという。
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イージス艦がレーダーで捕捉しにくい構造をしているならば、多
数の船が行き交う場に入って来たならばよりいっそう実測による
見張り要員を増やすとか、より慎重に見張り活動を実施するなど
が必要だろう。そういう基本活動さえまともにしていなかった自
衛隊には本質的に国家・国民を防衛すると言う認識があるのだろ
うか。国民を守ることができず、このような失態しか出来ない自
衛隊なんてのは本末転倒の存在でしかない。
ところで、テレビニュースを見ていたら事故現場にイージス艦の
姿が見えなかったが、事故の際に即停船して救助活動を始めたん
だろうね。どこのニュースでもその点がはっきり書かれていない。
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