映画「靖国」上映中止。映画公開さえクズ議員稲田朋美の喚き一声で上映中止になってしまうまるで北朝鮮かシナかイランかのような日本の表現の自由の後進性
30年ほど前、試写会段階でその面白さが伝えられていたの
だが、配給会社に過激派から脅迫が入ったために公開直前に
なってオクラ入りになった映画がある。ジョン・フランケン
ハイマー監督の映画「ブラック・サンデー」で、スーパーボ
ウル競技場の爆破を計画する国際テロ組織と特殊部隊の攻防
を描く作品で、イスラエルが絡む政治問題に翻弄された映画。
映画ファンとしては頭に来た事件だったが、ビデオ化されて
ようやく見ることができ、その面白さを堪能、スクリーンで
見られなかったことに日本の表現の自由に対する情けなさを
実感した事件だった。
NHKの番組にケチを付けたアホのアベシンゾー、そのアベが
連発した強行採決、日教組の大会開催を拒否したプリンスホ
テルなど思想の自由、集会の自由、表現の自由、議会制民主
主義などが蔑ろにされて来ている危険な徴候のあるのが現在
の日本。
コイズミの詐欺郵政選挙で馬鹿国民を騙して衆院の絶対多数を
背景にした独裁的志向を強める自民カルト癒着腐敗政権のキャ
ラクターそのものを反映している訳だ。ウータン福田が暫定税
率維持で見せる何がなんでも国民の声などカンケーねえ自民党
の思う通りにやるんだとの頑迷固陋さをその証のひとつ。
憲法の基本精神を破壊しかねない薄気味悪い事件がまたまた発
生だ。日中合作映画「靖国」なるドキュメンタリー映画の公開
に関して、東京などの上映予定映画館が公開中止を決定し、当
面の上映がなくなったというのだ。
時事通信ウェブの記事で見ると
…………
2008/03/31-21:26 映画「靖国」上映中止=東京、大阪の5館が自粛
靖国神社をめぐる日中合作のドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」について、配給・宣伝のアルゴ・ピクチャーズは31日、4月12日から公開を予定していた東京都と大阪市の計4館が上映を自粛したと発表した。既に東京の1館が中止を決めており、映画は当面上映されない事態になった。
「靖国」は中国人の李纓(リ・イン)監督が、10年間にわたり、終戦記念日の靖国神社の様子などを取材した映画。軍服姿で参列する人々や、小泉純一郎前首相の参拝、合祀(ごうし)に反対する台湾や韓国の遺族が抗議する姿を、靖国神社のご神体とされる日本刀を作る刀匠の映像を交えながら紹介していく。
自民党の政治家らが、この映画に政府出資の基金から製作費の一部が出たことを問題視。国会議員を対象にした特別試写会が開かれた。3月18日には、東京・新宿のバルト9が上映取りやめを決定。その後、銀座シネパトス、渋谷Q−AXシネマ、シネマート六本木と大阪市のシネマート心斎橋も中止を決めた。Q−AXシネマでは「特定の団体からの具体的な圧力はないが、お客様の安全を最大限考慮しなければならない」と説明した。
…………
この自民党の政治家ってのがコイズミのゴミチルドレンの確か
一人である稲田朋美って議員のようだ。クズ雑誌週刊新潮の
「反日映画『靖国』は『日本の助成金』750万円で作られた」
という記事掲載をきっかけに、稲田朋美議員が、「反日映画」
に政府関連機関が助成金を出すのはおかしいと喚き、文化庁に
映画の試写を要求。渋々文化庁が全国会議員を対象に試写会を
開催。
それをきっかけに「新宿バルト9」が「問題が起きると、映画
館が入居するビルのテナントに迷惑を掛ける可能性もあり、総
合的に判断した」として、上映中止を決定。それに続いて、今
回残る映画館も上映中止を決定したってことだ。「ブラック・サ
ンデー」の時の爆破脅迫が、クズのような議員の基本的人権の
意味も理解できない「お言葉」に当る訳だな。しかし、この程
度のことで容易に表現が歪められてしまうのが日本てことか。ま
るで北朝鮮かシナ、イランじゃないか。
ネット上の情報では、3月28日、日本外国特派員協会で稲田
議員が、「映画『靖国』をめぐる問題点」について会見し、試
写は「事前検閲」ではないことを強調し、問題にしているのは、
助成金の支払いが妥当であったか否かだと語ったとさ。
事前検閲ではないなんてよく言えるよ。議員が内容に問題が
あるとケチ付けて、文化庁に無理矢理試写会開かせて、反日
映画なのに日本政府が助成金付けるのがおかしいと議員が騒
ぐこと自体が問題なんだよ。
弁護士のくせに表現の自由ってことも理解していないのかこ
の女は。さすがに気に食わないことがあれば、無理矢理抵抗
勢力に仕立て上げて、政策なんて関係なく抵抗勢力と措定し
た者を議員の世界から追い落とすことばかりに精力を使った
希代のゴロツキ政治屋コイズミの金魚のクソらしい奴らのや
り方だ。
ホームから落ちた人間を助けようとして日本人と韓国人が亡く
なった事件を素材にした映画「あなたを忘れない」なんていう
正真正銘のクズ映画であり日本人をコケにするモノホンの反日
映画さえ金を出して、公開する優しい日本だ。
むしろそれは誇っていいことだ。どんなクズの内容であろうが、
それを公開するのを規制することは表現の自由に反するのだ。
「靖国」は見ていないのだが、その中身がどうであろうと関係
ない。自由に公開されることが重要なのだ。しかし、それも野
放図なものではない。日本国憲法の理念を破壊しようとするも
のは、表現の自由の濫用でしかない。稲田などは憲法を破壊し、
戦前の体制を賛美し、平和理念を蹂躙するような内容の映画な
ら彼らの主義からは文句もいわないのだろう。しかし、そのよ
うな映画なら表現の自由が守られるべき筋合いはない。
「博士に独り言」なるネットウヨブログが1日付けの記事でこの
問題を書いている。まあ、アホのアベシンゾーあたりと同類の
奴だからどうせ言うことは眼に見えているのだが、その中でこの
博士様は
…………
『私
たちの試写会は決して検閲ではありません。750万円という助成金がこの映画に投入されていることが妥当かを検討するためです。税金が客観性を欠く反日映
画に使われているわけですから、試写を見て、文化庁と意見交換した上で、返還してもらえないか、話をしてみるつもりです』と。稲田議員の事前の言葉が、その核心を述べているのではないか。
…………
と。どこが表現の自由を蔑ろにする問題なんだと全面的に稲田議員ら
を支持している。あんたね、議員様が「助成金が投入されているのが
妥当かを検討する」ってことが検閲そのものだろうが。「客観性を欠
く反日映画」なんていう映画を観る人の主観によってまったく違う映
画の解釈を議員がどういう基準で「客観的」だと判断するって言うん
だよ。どこまでも腐った脳細胞で自民カルト癒着腐敗政権マンセーに
励む奴らだ。
PS:この問題に関してテレビ朝日のサンプロで配給会社の責任者や
加藤紘一を招いて特集。そこに稲田朋美議員も招いたらしいが、そ
の張本人の稲田はなぜか来なかったとか。大騒ぎしたくせに変な
女だ。その25分弱に及ぶ番組がYouTubeで見られる。
http://www.youtube.com/watch?v=mZE9xoJtQTg
http://www.youtube.com/watch?v=xuEzg9OqtUk
http://www.youtube.com/watch?v=rC4CF-YXLYU&feature=related
以上のを見ると、ネットウヨ連中がかなり絡んでいるのを配給
会社側が証言しているし、なかなか面白い内容だ。各大新聞が
表現の自由の問題だと社説で取り上げていることに関しても、
「ならば、新聞各社は自社ホールを持っているのだからそこで
上映するぐらいしろ」と田原もわりにまともなことを言っている。
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