北東北温泉日帰り本でまったり温泉巡り、その2肘折温泉の共同浴場「河原の湯」
肘折温泉街の中心部の外れと言うか、温泉街の入り口に近く、旅
館「元河原湯」の裏手のほうへ行くと川のそばにひっそりとたた
ずむ。3カ所の共同浴場のなかでも一番小さい。河原の湯の名前
とは裏腹に場所が川に近いだけで3人程度でいっぱいのコンクリ
作りの湯舟がボツンとあるだけで、壁も高くて眺望は一切ない。
「疝気の湯」と同じくここも普段は施錠ががされていて、宿泊客
なら宿から鍵を借りて入浴することが出来る。シンプルな粗末な
建物なんだが、その借りるキーが電子キーで浴場の雰囲気とは違
うハイテク感が楽しい。この電子キーは「上の湯」も含めて3カ
所共通で便利。
小さな脱衣所には脱衣棚だけでその上には小さな神棚が。地元の
人が大切にしていることが伺える。
湯舟周辺などは温泉成分のために赤茶色に変色しており、薄茶色
の笹濁りの湯が溢れる。雰囲気は奥会津の金山町の共同浴場にも
似る。
湯口からはかなり熱い目の湯がかなりの量注がれていて、同時に
温度調整のために水道水が加水されている。ちょっと熱めの湯が
肌を引き締め濃度の濃さを実感出来る。温まり方もかなりのもの
だ。かすかな金気臭に薄塩味の湯。この素晴らしい湯を独占の気
持ち良さ。
| 固定リンク
コメント