北東北温泉日帰り本でまったり温泉巡り、その3肘折温泉の共同浴場「疝気の湯」
肘折温泉街の旧郵便局舎の奥のほうの裏道にひっそりとあり、存
在を意識しないで通りかかると共同浴場だということさえ判らな
いほどで何かの倉庫のようでもある。
ここも「河原の湯」と同様にふだんは施錠されているので宿泊宿
からキーを借りるか、日帰りなら近所の店で利用料金200円を
払ってキーを借りる。
しかし、「河原の湯」と同じく基本的には日帰り入浴にはあまり
積極的ではないようで、温泉案内図でも共同浴場は「上の湯」だ
けが存在するような形になっていて、地元民専用の趣。そのため
に作りもシンプルそのもの。それがまた温泉好きをくすぐるのだ
が。そのような共同浴場だけに利用する時にはマナー正しく使い
たいものだ。
ここも「河原の湯」と似た作りのシンプルそのものの浴室であり、
「河原の湯」よりも少し大きめの長方形の湯船がひとつ。4~5人
がゆったりと入れる大きさで、ここも赤茶色に湯舟などが変色。
湯口もパイプからという素朴さ。共同浴場の原点のような作りで、
「河原の湯」よりさらに熱めの湯が静かに満ちる。
相当に熱いのだが、湯の良さを味わうためには出来るだけ加水を
少なくしてようやく入浴。それでも長湯はきつい。いつまでも残
っていて欲しいと思う浴室だった。
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