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2008年11月28日 (金)

最近の映画は期待外ればかりで、一昨日観た「1408号室」「ブラインドネス」は退屈もいいとこ

26日は、ちょっとヨドバシカメラで見たい・買いたいモ
ノがあったので、外出。嫌なんだけど仕方なく地下鉄に乗
って都心へ。ヨドバシカメラブラブラするだけでは交通費
も勿体ないので、映画鑑賞も。

特別観たーいってモノもないんだが、株主優待券も余って
いるので公開されたばかりの「1408号室」と「ブライ
ンドネス」の2本を鑑賞。

まずは「1408号室」ね。もう山のように原作小説が映
画化されているスティーヴン・キングの短編が原作らしい。
まあ、その点でもう半分ほど面白くもネエだろうなと言う
のがあたる可能性大なんだけどね。キング原作では「ショ
ーシャンク・・」などかなり出来の良い映画も少なからず
あるのだが、それらのほとんどがいわゆるホラーもの以外
が多い。

キングの代名詞であるホラー物になると凄い出来のいい物
はあまりない。ほとんど怖さを感じさせてくれない物も多
い。というわけで、「1408号室」ね。

幽霊が出るとか怖い噂のあるホテルを尋ねてはその怪談話
を本にしているあまり売れない作家(ジョン・キューザッ
ク)が、ニューヨークにある老舗ホテルの、なんとこれま
での長い歴史の中でその部屋で56人もが死んだと言う恐
怖の部屋「1408号室」に。支配人の意向で実質閉鎖状
況にあり支配人の宿泊は辞めた方がいいというアドバイス
も無視して強引に宿泊して味わう恐怖を描く。

登場人物はほとんどキューザック一人。支配人役のサミュ
エル・L・ジャクソンはわずかの出番。まあ、宿泊客のほ
とんどがチェックインして1時間以内に自殺他様々な原因
で死んでいるって設定がかなり無理ありなんだが、恐怖な
んて感じないって豪語し無理矢理宿泊したくせにイン後わ
ずかの時間経過で、「怖い怖い、すぐチェックアウトだ」
とパニックになる作家にどっちらけ。とにかく全編キュー
ザックが熱演するがそれが空回りするばかりで、まったく
怖くもないんだからどうしようもない。怖くないホラーな
んて存在価値なしって映画でした。

お次ぎはなんと原作がノーベル賞を受賞したポルトガルだ
かのお偉い作家先生の小説の映画化「ブラインドネス」だ。
タイトルが端的に示すように、テーマは盲目で、どこの国
のどこの都市かはわからないが、車を運転中の男性(なぜ
か日本人で、役者は伊勢谷とかいうの)が突然目の前がま
っ白になりまったく視力をなくし、それが伝染性があった
のか、その車を盗んだ奴、眼科医、その周辺の人々、そし
てついにはその都市全体(それは後半で判るのだが、国全
体がどうなったかどうかまでは映画では不明)の人間がメ
クラ状態に。

映画は、その盲目になった人間たちが隔離のために強制収
容された施設を舞台にほとんどが展開する。そこで展開さ
れる目が見えないことによる生活パニックや食糧を巡る死
に至る醜い争いなどが寓話的に描かれていく。ただ、眼科
医の妻(主演のジュリアン・ムーア)一人だけがなぜか伝
染しないのか盲目にならない。しかし、夫に従って収容所
に入っていき、そこで世話役的に活躍する。

しかし、一番の突っ込みどころなんだが、伝染しないのな
ら、その原因を究明するために役立てば良いものを、収容
所に入ったままサッパリ目が見えるってことを巧く利用も
しないでイライラさせるだけ。そして、ムーアが全編出ず
っぱりなのだが、ほとんど素顔で肌も露出していて、その
肌の汚いこと。シミ、ソバカスだらけでそれを見ているだ
けでうんざり。

汚い収容所を舞台にしたメクラ同士のいがみ合いが延々と
続き、哲学的寓話があるのかどうか知らないが、かなり原
作に近い映画化ってことらしいからは、こんなお馬鹿な設
定が高く評価されてノーベル賞文学賞になるなんて、さす
がに白人至上主義のノーベル賞らしいやと白けるだけの映
画でした。2本ともよほど暇で金が余っていれば観に行け
ばってとこかな。この前日と言うか同じ26日の深夜にN
HKBSで放送されていた映画「突破口!」の面白さに比べ
るとあまりの格差に愕然。

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