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2009年1月14日 (水)

「チェ28歳の革命」「K20怪人二十面相伝」など一日3本一気観。トヨタの幹部社員自社新車一斉購入のど田舎同族企業トヨタらしい視野狭窄ぶり

昨日はまたまた一日に映画3本一気観の映画の日。朝から乗る
のも嫌な地下鉄に仕方なく乗って、株主優待券が使用出来るシ
ネマコンプレックスへ。観た映画は「ウォリー」「K20怪人二
十面相・伝」「チェ28歳の革命」と支離滅裂の組み合わせ。
内容バラバラだったので3本一気観も退屈することもなかった。
しかも館内はガラ空き。映画は平日に限るってこと。

「ウォリー」は確かによく出来ていた。しかし、どうもこの種
のリアルすぎる画像のCGアニメってのが肌に合わない。アニメ
はやはり手書きのセル画による従来のアニメの方が観ていて楽
しい。最近ではフランスの「ベルヴィル・ランデブー」みたい
のが好みだな。そのCG技術の集大成みたいなVFXによる都市が
なかなかに魅力的で、からっとしたノーテンキな展開とアクシ
ョンが意外に楽しめたのが「K20」だった。乱歩が創造した怪
人二十面相を素材にまったく違うキャラでの小説を原作に映画
化したモノのようで、第二次世界大戦がなかった別世界という
設定が一種のSF化となり、日本が貴族制度の温存された超格差
社会ってのが現在の社会を見据えているかのよう。しかし、そ
んなシリアスな内容ではなく、あくまで活劇アクションで、特
殊ロープでビルを飛び交う姿は「スパイダーマン」や「バット
マン」まがいで退屈せずに楽しめた。しかし、背景にある格差
社会をぶっ壊す展開などになればもっとすっきり感もあるのだ
が、続編も出来そうな終わり方だし、そういうのも続編が出来
れば出して来るかな。

期待が大きかったのが「チェ28歳の革命」だ。20世紀の代
表的政治的シンボル、チェ・ゲバラの後半生を「トラフィック」
のスティーヴン・ソダーバーグ監督が前編、後編の2部作とし
て作った事実にかなり沿ったそうな大作伝記映画。主演のベニ
チオ・デル・トロのキャラ造りがかなり秀逸で、有名なゲバラ
の写真が甦って動いているかと思うほど。前編に当る本作はカ
ストロとの出会い、国連総会での演説をカットバックで自在に
入れながら、バチスタ政権打倒にいたるハバナ侵攻までを時間
軸をグダグダにしながら描く。描写はどこまでも淡々と進み、
盛り上がりに欠けるし、戦争アクションも大したことはない。
どこまでもゲバラのキャラを描くことに徹している地味な作品
だ。しかし、その淡々とした表現の中にゲバラの人間性が浮か
び上がって来る。ただ、戦うシーンなど同じような描写が多い
し、前編、後編に分けないで3時間弱の1本にまとめるべきだ
ったな。無駄をそぎ落とすことこそ映画なのだが。この映画が
一番ガラ空きだった。後編の公開はさらに厳しくなるだろうな。

ゲバラの人間として生きるに値する政治を目指す姿勢は、利権
だけで日本という国家、そして国民を不幸にして恬として恥じ
ることのない売国奴コイズミや国民から完璧までに忌避されて
いるのにあまりに鈍感愚鈍で気付くことも出来ないアホーアッ
ソーとは月とスッポンほどの差。実際のゲバラの表情の素晴し
いこと。ヒョットコ面サルのアッソーとのあまりの違いに愕然。
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というわけで、映画鑑賞していたその間にはアホーアッソーが
国民の声など一切関係ネエと予定通りに第2次補正予算案の衆
院本会議での採決を強行し、支持率が10%台に落ち込んだテ
メエのお馬鹿キャラにうんざりの国民の気持ちもあまりの愚鈍
馬鹿でサッパリ理解出来ないようで。さらに渡辺喜美が総選挙
に向けてマスゴミが大騒ぎで取り上げてくれた離党パフォーマ
ンスの一応の締めとして離党届を出したようだ。選挙へ向けて
の宣伝としては数百%の効果が出て良かったね。新自由主義ら
しいマスゴミ利用の巧みさだった。

産經新聞の記事だが
…………
トヨタ部長級2200人が新車購入 業績回復へ“自主的”行動
2009.1.14 01:24

 世界的な新車販売の低迷を受け、トヨタ自動車の部長級約2200人が3月末までに自社の新車を購入する取り組みを始めたことが13日、分かった。部長職の自主的な行動からスタートしたが、一部の役員も同調している。業績悪化に歯止めをかけるための異例の取り組みだ。
 9日に開いた部長会の総会で決定した。トヨタには部長級に相当する基幹職1級と2級、理事が計約2200人いるが、それぞれが「強制ではなく、あくまで自主的」にトヨタ車を購入するという。車種や価格などの制限は設けない。
 この取り組みに常務役員以上の一部経営幹部らも賛同し、すでに複数の役員が昨年11月に発売した超小型車「iQ」や小型車「ヴィッツ」などを注文。中には2台の新車購入を予定している幹部もいるという。
 世界的な自動車不況が続くなか、トヨタは今期、連結ベースで初の営業赤字に転落する見通しだ。昨年12月の新車販売台数も主力の米国市場や日本国内で大きく落ち込んでおり、回復の兆しは見えない。
 ある幹部は「自ら買って乗らなければ、その良さがわからず、人にもすすめられない」と話し、販売回復の一助を担う意味合いを強調するが、全社的に危機意識を共有化する狙いもありそうだ。
 自社製品を購入する取り組みは、経営不振に陥った三洋電機が平成16年12月から4カ月間、全役員・社員を対象に実施したケースがあるが、自動車では極めて異例だ。
…………
図体はでかいがどこまでも本質は地方の田舎同族企業トヨタら
しいや。テメエの企業のことだけしか考えられない狭窄視野だ
な。元々トヨタは他社の車に乗ること自体が困難だと聞く。ふ
つうなら、他社の多様な車を社員が乗ることで自社の車の欠点
も分るし、新車開発へのヒントにもなろうものを。しかも今回
の部長会総会で決定したくせに「強制でなく、あくまで自主的」
ってのが笑える。その自主的ってのが、結局は平社員、下請け
にまで自主的に強制されて行くんだろうね。

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