今夜のテレビはウィーンフィルニューイヤーコンサートとジャイアント馬場特集で堪能
観たいテレビ番組はそれほどないのだが、今夜クラシックファン
としては毎年お楽しみにしているウィーンフィルニューイヤーコ
ンサートの生中継が午後7時過ぎから3時間弱NHK教育テレビで
あった。その同じ時間帯の後半ではNHK総合では「新春ガチンコ
トーク!」なんてのが放送されていて、似非経済学者のタケナカ
や顔見るだけでちょっと勘弁してくれって気になる勝間和代なん
てのが出演して碌でもない国民騙しトークを繰り広げていたよう
で、これだけ見ても、温暖化対策のためとか称して教育テレビの
放送を停止するアホをやったNHKの番組でいかに総合より教育テ
レビのほうが価値があるかが明らか。
しかし、教育テレビで放送するのにどうしてBSかBShiで放送しな
いのか。BSでの放送はBShiが4日でBSは1月下旬だ。なぜかはあ
まりに明瞭。コイズミ一派と東京キー局の利権のためだけに強引
に導入した地上デジタル放送強行放送への国民懐柔のため。地上
デジタルの設備設置がまだの奴はさっさと設置しやがれとのNHK
の威嚇なのだ。だから、教育テレビなんかにはわざわざアナログ
なんて表示を入れる嫌がらせまでしているわけだ。
まあ、そんなNHKの嫌らしいやり方は無視して、豪華なウィーン
フィルの演奏会を楽しめば良いだけだが。今年はダニエル・バレ
ンボイムが登場。メニューはオーソドックスにシュトラウスファ
ミリーの曲主体だった。メインの最後にはハイドンの交響曲45
番「告別」の第4楽章が来て、告別の楽しい趣向である楽員が順
番にステージから消えて行くギミックを取り入れていて、バレン
ボイムがおどけた演技まで披露する演出まで。また、いつも通り
のアンコール「美しく青きドナウ」では子供バレリーナたちがコ
ンサート会場まで入って来て演舞を披露する珍しい演出もあった。
4日のハイビジョンでの放送も見なくちゃね。
ところが、この放送の映画時間帯にもうひとつ見たい番組を午後
9時から11時までBS日テレでやっていたのだ。それはというと
99年1月31日に死亡したジャイアント馬場の没後10年記念
の「俺たちは忘れない・・今夜甦るジャイアント馬場と16文キ
ック」なる番組。プロレスファン、それもジャイアント馬場の目
指したプロレスの大ファンだった私には必見の番組。
しかし、午後9時台はウィーンフィルと重なってしまう。どうす
るか。2画面表示にしてしまったのだ。音を出すのはウィーンフ
ィルで、音無の画面表示だけは馬場の方ってことで、クラシック
音楽とプロレスというなんとも凄いミスマッチな組み合わせで同
時視聴が50分間ほどあった。音がなくても、見たファイトばか
りなので何の問題もなかった。70年代の馬場絶頂期の試合の素
晴しさはやはりプロレス史上永遠のものだ。今夜のテレビ番組視
聴は実に充実していた。BS日テレも馬場の名勝負50試合ぐらい
を今年1年を通じて毎週1本ずつ放送の映画などしてくれないか
な。最近は好きだったあのプロレスが消えてしまって見ることも
なくなったので、真のプロレスファンは喜ぶと思うのだが。
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