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2009年3月12日 (木)

80歳近くのクリント・イーストウッドが監督した映画「チェンジリング」が素晴しい。老化を忘却したかのようなイーストウッドは超人か

昨日は風もおさまってからは暖かくなって、昼飯にちょっと
ラーメンを食いたくなって外出。そのあと80歳にも間もな
くなろうかという映画界の最長老であるクリント・イースト
ウッド監督の映画「チェンジリング」を鑑賞。最近は面白い
映画がなくて、昔の映画をビデオで見ている方が楽しいのだ
が、イーストウッドの映画となるとこれは見ない訳にはいか
ない。例えば黒澤明にしても晩年にはその元からの資質であ
る単純さ幼稚さばかりが目立ってしまう作品になったが、イ
ーストウッドはまったく老化を感じさせないどころか深化す
らしている希有な存在で、新作への期待感がこれほど大きな
監督はいない。

午後3時過ぎからの始まりだったが、近所の東宝シネマズは
ホールがなんだか大混雑状況。平日だし、空いているだろう
と行ったのにこれ如何に。とにかく女性客中心に活況。考え
てみたら、昨日は水曜日、いわゆる女性サービスデイで女性
は1000円だったんだね。

こっちはいつも日曜日体制なのでそんなことまるで意識にな
かっただけ。という訳で、チケット売り場も行列で、上映開
始直前にようやくチケット購入が出来、慌てて入場。いつも
はがら空きが多いのに、かなりの盛況で女性客がほとんど。
地味で真面目な重苦しい映画なので空いているだろうの予想
が大外れ。でも、大好きなクリント・イーストウッド監督の
映画がこれほど賑わっているのは嬉しかったけどね。

そして、映画。これはかなりシビアなテーマのドラマチック
なサスペンス的要素もたっぷりの大力作。全編緊張感ととも
に静謐感さえ漂う彩度を落としたイーストウッド的世界がま
すます濃厚な映像世界は充実の140分。80歳近くになる
イーストウッドの衰えを知らない創作力は信じがたい領域に
まで来ているようだ。しかもこの作品、制作も兼ねて、さら
に音楽まで自ら作曲してしまっているのだ。ちょっと信じら
れないほど。その曲もいつもながらの音楽センス抜群のイー
ストウッドらしく静けさと哀感にじみ出る映像にぴったりと
嵌る曲。

映画は実話で、舞台は1928年のロス。電話局で働きなが
ら一人息子と暮らす母(ローリングトウェンティらしいケバ
い化粧とファッションのアンジェリーナ・ジョリーがお色気
とアクションを封印しての大熱演ですばらしい)が、突然行
方不明になった最愛の息子を捜す中で、腐敗と暴力にまみれ
たロス警察(相当に酷い状況でまるでギャング並)から異常
者扱いまでされる苦難の人生を描く。しかし、80歳近くに
もなってこれほどの緊迫感ある作品をいまだに作り続けるな
んて空前絶後。アメリカ映画史上でも最高ランクの監督の座
を占めた思いがするほど良い映画だ。このあと、イーストウ
ッド監督作は「グラン・トリノ」がすぐ公開予定で、それは
主演までしており、老化を忘れてしまったかのような超人ぶ
りだ。

間違った捜査を糺すと問答無用で被害者の母を精神病院に即
強制収容し虐待するなど非道な警察相手に正義を貫く気丈な
女性の生きる姿には監督の熱い思いが燃えるようだ。警察や
権力の腐敗は時代が変わろうがいつものこと。この映画のテ
ーマは現在の日本にまるでお似合いだ。国民からの支持限り
なくゼロのアッソー政権が居座りと政権交代の可能性濃厚な
野党党首・党をどこから見ても検察権力を動かして陥れ、か
んぽの宿疑惑などコイズミ似非カイカクに由来する問題を隠
蔽する狙いも持つ小沢秘書逮捕事件などまるで映画の写し絵
を見ているようだ。警察長官の椅子に居座りたいだけの腐敗
警察長官がアホーアッソー、保身と事件捏造まがいの刑事が
ウルマ官房副長官と見立ててみれば実に分りやすい。とにか
く必見の最近公開の映画では出色の作品。

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