南東北湯治主体温泉巡り10日間その9、肘折温泉共同浴場「上の湯」
薄い茶褐色色の共同源泉の肘折温泉のなかで、この「上の湯」
の温泉だけは異質の湯で、透明な無色の一見単純泉のように
見える湯。
しかし、成分的には共同源泉ほどの成分的濃度はないものの、
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、十分に肘折温泉の湯を
味わえる。
場所はちょうど肘折温泉の中心部にあり、となりには神社の
階段、通りの前には丸屋旅館などがある。肘折温泉には3カ
所の共同浴場があるが、番台があるのはここだけで、夕方ま
で番台に人がいて、入場料金200円を払う。宿泊すればこ
この無料入浴券も頂ける。
規模はかなり大きく、脱衣場も広く、湯舟は10数人でも余
裕で、窓際の浴槽縁にはお地蔵さんが鎮座していて、そこの
湯口には飲泉コップも置いてある。飲んでみるとかすかに甘
塩的な味がするが、クセもなくかなり飲みやすい。
肌触りの柔らかく、湯上がり後はさらっとした感じで、温ま
り感もかなりある。
この源泉を引いているのは隣の「亀屋旅館」だけのようだし、
宿泊すれば無料で入れるのだし、肘折温泉に来たのならば一
度は入浴しておくべき名湯だろう。
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