南東北湯治主体温泉巡り10日間その6、鳴子温泉でも珍しい透明な美しい紅茶色の高温の炭酸泉「馬場温泉共同浴場」はやはり素晴しい
鳴子温泉の宿にチェックイン前にどこかに日帰り入浴となって、
車をなんとなく走らせていると、大好きな湯のある馬場温泉に
車がいないではないか。ということは共同浴場が空いている可
能性大ということで車を駐車場へ入れる。
予想通りに、歩いて入浴にやって来る近所の人もいないようで、
共同浴場は空いていた。そこで早速共同浴場の前の母屋に行っ
て、入浴依頼に。おばあちゃんが対応してくれて、入浴料金3
00円を払って入浴。
いかにも共同浴場そのものの雰囲気を醸し出す青森ヒバで作っ
たこじんまりとした木造の浴舎は魅力一杯。入り口の木の板戸
に掛けられている看板を「入浴中」にひっくり返して浴舎へ。
この浴舎はコンクリート造りの湯舟以外はすべて木造で、天井
も高く窓が大きく開けられているので湯気もなく気持ち良い。
浴舎内は板張りの脱衣所と湯舟だけの超シンプルさ。湯温を下
げるための水さえなく、多量に掛け流される湯を新鮮なまま味
わえる温泉好きなら浮き浮きするような風呂。
湯の色は薄紅茶色のきれいな透明なもので、炭酸成分が多いの
か、かなり高めの湯温なのに入浴していると体中にキメの細か
い泡がびっしりと付き、滑らかな肌触りで気持ち良いことこの
上無し。
しかし、まったく加水出来ないので、かなり熱めで、何回もか
け湯をして、静かに入って湯舟の中でもあまり動かないで我慢
だ。すると意外に熱さに慣れて、体中にまとい付くきめ細かい
泡がたまらないのだ。
基本的に地元民優先の風呂で、張り紙の注意書きには日帰り入
浴は30分程度にして下さいと書いてあるので、もう少しいた
かったのだが、30分弱で退去。阿部旅館辺りにも行こうかと
思ったのだが、熱めの湯でぐったりで、今回はそのまま宿泊先
の鳴子温泉の宿へ早めのチェックイン、その宿「東川原湯」の
湯三昧することに。
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