南東北湯治主体温泉巡り10日間その5、湯の良さと過ごしやすい宿としてお気に入りの川渡温泉「高東旅館」で湯三昧。東鳴子温泉の焼き肉屋「八兆」はかなり美味かった
腰椎の脊柱管狭窄症からくる腰の痛みや脚のしびれなどどうも
最近調子悪いので、今回の旅行の主眼はそのために湯治。とく
に痛みなどに効果がある感じなのが川渡温泉のキリッと熱めの
薄緑色に濁る美しい色のほのかな硫黄臭漂う炭酸水素塩泉で、
静かな街並も良い。
もう何回も宿泊している「高東旅館」だが、この時期は旅館か
らすぐにある湯沢川沿いの桜並木と江合川川渡大橋そばの菜の
花畑が満開で、チェックイン後すぐにカメラ片手に見物へ。桜
並木はそれほど長くはないが、川の両岸に花をたっぷり咲かせ
たサクラが並びなかなかに壮観。
散り始めでちょうど時期もぴったり。この桜並木は宿泊した部
屋からも眺められ、夜はライトアップされて浮かび上がってい
た。
桜並木の川堤では下校途中の女子中学生がお菓子などを並べて
優雅にお花見をして、大きな声で話をしてはゲラゲラと元気に
笑っていてのどかそのもの。
その桜並木の川堤を川渡大橋方面へ歩いて行くと、江合川土手
のかなりの面積を占めて黄色い菜の花畑が広がり、サクラと美
しい景観を作っている。
高東旅館は基本素泊まりの湯治宿だが、こぎれいで清潔、無料
で使える電子レンジなどの整った台所もあり湯三昧するには文
句無しの旅館。基本素泊まり料金は鳴子温泉のほかの湯治宿平
均の3700円ほどだが、布団を持ち込めば2700円ほどの
激安。こちらは車のトランクにいつも布団一式(車中泊の時に
は大活躍)を積んでいるので当然布団持ち込み。
この旅館にはきれいな運動ルームがあり、自転車漕ぎやぶら下
がり機などいろいろ置いてあり、適度な運動も楽しめる。ただ
し、部屋のテレビは1時間100円式で、あまりテレビを見な
い私的にはどうでもいいのだが、テレビが楽しみな人にはカネ
がかかるが。
風呂は元々混浴風呂だったのを分割したような造りで、湯舟ひ
とつの男性用に比べて、女性用は広くて、寝湯などいくつかの
湯舟があり、女性優遇の旅館。さらに空いていれば自由にカギ
をかけて利用できる家族風呂(一人でももちろん利用可能。と
いうより、利用が少ないのか濁りのない透明な激熱の新鮮な湯
の時が多く、長椅子など設備も良くお気に入りの浴室)もあり、
湯治宿のイメージを一新している。
素泊まりなので、夕食は当然外食などになるのだが、初日は鳴
子在住のネットのお知り合いがやってきて、日本酒「中山平」
2本を持参された。そのお礼も兼ねて、一緒に東鳴子温泉の焼
き肉屋「八兆」へ。頂いた「中山平」を持ち込んで、おいしい
焼肉で夕食。昼間かなり食べたし、小食でもあるので私的には
定食でお腹いっぱい状態に。カルビ定食1150円はサシがき
れいな肉で、かなり美味い。ナムルなども多く大満足。豚ホル
モンも素晴しかった。牛レバーはちょっと満足度足りなかった
が。ここは以前からネット情報では知っていたが、初めての店。
次回はお腹を空かせてやって来たい。外観からはちょっと入り
にくいが、中は想像以上に広めで、こぎれいだ。川渡温泉に宿
泊すると歩いて行けて酒も飲めるので、「楓林」という店で焼
肉を食べることがこれまで多かったが、肉が冷凍で味今ひとつ。
それに比べ、肉の質が段違いの「八兆」は焼肉好きなら御機嫌
になること請け合い。ただ、自分で車を運転して行くとなると
酒を飲めないのが唯一の欠点。
2泊して、湯に入ったりを繰り返しながらダラダラと過ごすな
んとも贅沢な気分。2日目の夜は東鳴子温泉にある鯉の店「氏
家鯉店」でアライと甘煮を買って酒の摘みにしようかと思って
店に行ったのだが、その日は夕方から外出とかで予約のみで断
念。仕方ないので、鳴子温泉と言えばウジエスーパーという訳
で、鳴子温泉に車を走らせ、ウジエスーパーでいろいろと買い
込んで宿の部屋で酒主体の夕食。
それにしても天気の悪いのが続く。鳴子に来てからは初日の夜
から雨続きで、ライトアップのサクラも見る気起きずで、かな
りの雨と風で相当散ってしまったようだ。
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