« 南東北湯治主体湯巡り10日間その26、大塩温泉季節限定露天風呂で素晴らしい湯を堪能して今回の湯巡りを締め | トップページ | 「解散はワシが決めることじゃ」とほざくくせに、そんな度胸もなく、税金無駄遣いの海外遊びしまくり、国民騙しに精出すアホーアッソー »

2009年5月 3日 (日)

78歳のクリント・イーストウッドがまたまた放つ傑作「グラン・トリノ」に痺れる

俳優や監督などはたいてい60歳を超えて行くと残り香で
仕事しているようになるのが普通だ。その常識を超越する
かのように傑作映画を生み出し続けている脅威的な存在が
クリント・イーストウッド。

「チェンジリング」というサスペンスタッチのドラマの傑
作を観たばかりなのに、昨日観た「グラン・トリノ」はそ
れをも上回るような素晴しい映画だった。映画の神がイー
ストウッドに乗り移っているとしか思えない出来だ。

アメリカ保守主義の人種差別主義で凝り固まったとしか思
えない頑固ジジイをイーストウッド自身が全編出ずっぱり
で主演し、監督。しかもラストクレジットの画面にはイー
ストウッド自身が作曲し、自ら渋い声で歌まで披露。あま
りの格好良さ、男の生き様の見せる真の優しさ、強さには
痺れっぱなし。なにも言うこと無しの傑作。生と死、暴力
のもたらす無意味。静かな厭戦思想。深いものがシンプル
なストーリーの中に、ユーモアと笑いもたっぷりに描かれ、
見終わった後に残る余韻の深みはただ者ではない。最後の
チンピラへの処し方などまさにイーストウッド流の映像に
よるブッシュのイラク侵攻へのアンチテーゼそのもの。

|

« 南東北湯治主体湯巡り10日間その26、大塩温泉季節限定露天風呂で素晴らしい湯を堪能して今回の湯巡りを締め | トップページ | 「解散はワシが決めることじゃ」とほざくくせに、そんな度胸もなく、税金無駄遣いの海外遊びしまくり、国民騙しに精出すアホーアッソー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 78歳のクリント・イーストウッドがまたまた放つ傑作「グラン・トリノ」に痺れる:

« 南東北湯治主体湯巡り10日間その26、大塩温泉季節限定露天風呂で素晴らしい湯を堪能して今回の湯巡りを締め | トップページ | 「解散はワシが決めることじゃ」とほざくくせに、そんな度胸もなく、税金無駄遣いの海外遊びしまくり、国民騙しに精出すアホーアッソー »