南東北湯治主体温泉巡り10日間その25、湯倉温泉共同浴場
只見川沿いにはいくつかの極上の泉質の温泉が点在するが、そ
の中で金山町には鄙びの風情が素晴しい共同浴場が玉梨、八町、
川口、湯倉、大塩とキラ星のように揃う温泉ファンには天国の
ようなところ。
玉梨温泉のあとはそれらの中でも泉質の濃厚さではダントツの
湯倉温泉共同浴場へ。ネット情報で最近浴舎内がリフォームさ
れたとあったのでその確認もあった。
湯倉温泉は1軒の温泉旅館とその奥にこの一見するとまったく
浴舎には見えない倉庫のような共同浴場が只見川を見下ろす最
高の場所にある。
着いたのは午前10時過ぎ。人気もあるのでたいてい誰かが入
浴しているのだが、駐車している車がない。
浴舎に入ってみると、誰もいない。珍しいことだ。それに、入
ってびっくりしたのが入り口入ってすぐの休憩室がピカピカの
畳敷きになり、きれいな椅子まで置いてあり、かつての鄙びと
言うよりボロのイメージを一新。
ここは浴室は混浴だが、脱衣所は男女別のよくあるパターンだ
けに、女性にはなかなか厳しい風呂だ。その浴室も湯舟や床、
湯口までがきれいになっていて、掛け湯槽まである。しかも、
きれいな湯オケまでいくつか新たに置かれている。
湯は黄褐色に濁り、きつめの甘い塩味でその濃厚さが見ただけ
でも実感できる。いつもたいていかなりの激熱なのだが、新し
くなって調整が巧く行っているのか、わずかに熱めの適温で成
分が体にしみ込んで来るかのような入浴感がある。湯の良さだ
けでなく、浴舎を含め素晴しい共同浴場に一新された。
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