南東北湯治主体温泉巡り10日間その16、肘折温泉「葉山館」
肘折温泉街を通り抜け、一番奥にある橋を渡って左へ発電所の
手前にある一軒宿。川を挟んで向いには源泉公園があり、周り
の雰囲気は肘折温泉ではダントツか。
ここも確か日本秘湯を守る会の会員宿のはずだが、同じ会員宿
の丸屋旅館、元河原湯旅館とは違って現在も湯治宿泊(その湯
治宿泊では秘湯を守る会のスタンプは貰えないのは藤三旅館な
どと同じ)をやっている。
建物も立派な玄関など昔ながらの湯治旅館の佇まいを残してい
て、肘折温泉でも独特の雰囲気を創り出している。
玄関を入るとすぐにある階段を2段階降りて行くと浴室がある。
温泉でこの階段を降りて行くというのは実に味があり、湯もた
いていが良質なことが多いので期待感十分だ(と言っても肘折
温泉の湯はどこも基本同じで良質だが)で、階段の急なことも
その期待感を大きくさせる。
階段を下りきると男女別の内湯がある。浴室の入り口は暖簾だ
けの仕切りなので女性などはちょっと注意が必要かな。
浴室の外はすぐ川で、川向こうには源泉公園が見える。浴室は
コンクリート造りの湯舟があるだけのシンプルなもの。湯は組
合3号源泉利用で、まさに肘折温泉スタンダードの笹濁りのち
ょっと熱めの湯。一軒宿の静けさを望むなら肘折温泉ではここ
がお勧めかな。
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