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2009年9月11日 (金)

データ転送スピードで伝書鳩に敗退した南アフリカの通信会社。フロッピーアッソー並の会社かいな

ロイター通信の「世界のこぼれ話」に面白い記事があった。題し
て「南アの通信会社、データ伝送の速度で伝書鳩に敗北」である。
ネット通信が伝書鳩に負けたんだから、どんだけ早い鳩なんだよ
と言う訳だ。

ロイター通信によると
◆◆◆◆◆◆◆
南アの通信会社、データ伝送の速度で伝書鳩に敗北
2009年 09月 10日 15:25 JST
 [ヨハネスブルク 9日 ロイター] 南アフリカで、通信会社大手テルコム(TKGJ.J: 株価, 企業情報, レポート)のインターネットの遅さにいら立ったIT企業が9日、データカードを伝書鳩の脚に付け送ってみたところ、圧倒的に速く届くことが分かった。

 南ア通信(SAPA)によると、生後11カ月の鳩「ウィンストン」は、ピーターマリッツバーグ近郊にあるオフィスからダーバンまでの80キロを1時間8分で飛び、データをダウンロードする時間を含めても2時間6分57秒だった。

 一方、テルコムを使った伝送では、この間にデータの4%しか送ることができなかった。

 南アフリカでは、インターネットの回線容量が不足している上に、通信料が高額。同国で来年開催されるサッカーのワールドカップ(W杯)の前に、海底に1万7000キロの光ファイバーケーブルを敷き、アフリカ東部と南部を世界のほかの地域とつなぐプロジェクトが完了すれば、状況は改善されるとみられている。
◆◆◆◆◆◆◆
まあ、通信社の元祖ロイターは元々伝書鳩を飛ばせて情報を伝達す
ることから商売を始めた訳で、伝書鳩には愛着いっぱいなんだろう
から、嬉しいニュースな訳だ。

我が家の通信回線ももう6年以上光回線で、昨年からは回線スピー
ドがGB(もっともパソコン自体の有線LAN能力が100MB対応だ
から回線の方が過剰能力だが)になっているが、その前は電話回線
でちょっとしたダウンロードでも異常なほど時間がかかりイライラ
していたもの。南アフリカのこの通信会社の回線もつまりはまだ電
話回線しかないってことなのかな。

しかも、伝書鳩に運ばせたデータカードは今では小さなメモリーに
GB単位で相当載せることが出来る。この記事の場合、伝書鳩にどの
程度のデータ量を運ばせたかが書かれていないので、4%しか送る
ことができなかった回線のスピード自体は不明だが。

こういう記事を読むと、日本の通信事情がいかにアッと言う間に凄
い状態になって来たかが分る訳だ。しかも、電話回線を使用してい
た当時から比べるとその価格は圧倒的な安さだ。映画まで画質を問
わなければ観ることができるんだから。というわけで、世界は広い
ってことでした。

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