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2009年9月12日 (土)

救助ヘリ墜落で3人死亡の悲惨な事故があったばかりだが、自分の命さえ危険な中の救助で方法が悪かったから死んだ、損害賠償しろの提訴とか

北アルプス奥穂高岳で遭難救助中の県防災ヘリコプターが墜
落し、操縦士ら3人が死亡の悲惨な事故があったばかりだが、
今度は死んだのは救助隊が不適切な方法をとるポカをしたか
らだと、死亡遭難者の両親が損害賠償請求訴訟だとか。

共同通信の記事では
◆◆◆◆◆◆◆
積丹岳遭難死、遺族が道を提訴へ 損害賠償を請求

 北海道積丹町の積丹岳(1255メートル)で2月、遭難した札幌市豊平区の会社員藤原隆一さん=当時(38)=が救助されている途中で滑落し死亡したのは、道警の救助方法が不適切だったためだとして、藤原さんの両親が11日、道に約8600万円の損害賠償を求める訴訟を札幌地裁に起こす。

 訴えなどによると、藤原さんは1月31日、スノーボードをするため友人と入山し、1人だけ行方不明となった。2月1日、道警の救助隊に発見され、救助用ソリで搬送されていたが、ソリを一時的にくくりつけた木が折れて斜面をソリごと滑り落ち、再び行方不明になった。翌2日に発見されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。

 両親は(1)救助隊員が木にソリをくくりつける際に複数の支点をつくり固定しなかった(2)滑落した藤原さんを助けなければ死に至ることを知りながら捜索を打ち切った―など適切な救助をしなかったと主張している。

 道警は「提訴された段階で対応したい」としている。
2009/09/11 12:06 【共同通信】
◆◆◆◆◆◆◆
2月の厳寒の積丹でスノーボードか。怖いもの知らずなんだ
ね、誰もそんなとこでスノーボードをしてくれと頼んでもい
ないのに素晴しい冒険家だ。なら自己責任でやってくれって
ことだ。

当時の状況はネットで見てみたら、マイナス20度、風速2
0メートルとかなり厳しい状況のようだったらしい。二次的
遭難も危惧される訳だ。その中自らの命が危ないかもしれな
いのに救助に救助隊は行ったんだな。頭が下がるばかりだよ。


同じ提訴の話で、朝日新聞の記事の一部には
◆◆◆◆◆◆◆
訴状によると、隆一さんは1月31日、スノーボードをするために友人2人と積丹岳に入り、1人で山頂を目指したが、視界不良で下山できなくなった。2月1日、道警の救助隊は、雪洞を掘って一晩を明かした隆一さんを発見したが、雪庇(せっぴ)を踏み抜き滑落。約200メートル下に落ちた隆一さんをソリに収容して引き上げたものの疲労したため、太さ3〜5センチのハイマツにソリのロープを結んだが、木が折れて再び滑落した。隆一さんは2日に見つかったが死亡した。
◆◆◆◆◆◆◆
救助隊さえ危険だった訳で必死の状況だ。そんな中で救助し
た人間だ。最善を尽くして救助したい訳だ。それでも、思い
が叶わなかった。それでもこの遭難者の両親は方法が悪かっ
たと責める訳なのか。そもそも、遊びで勝手に厳冬期の危険
な山中にスノーボード(冬山登山の準備もせずに)で入った
のは本人の自己責任だろう。危険も考えず入った基本を忘却
して、救助隊を責めるんなら、自分の命さえ危険な中救助に
向った人間はやっていられないだろうな。ならば、登山なん
かの遭難救助を頼んだ人間は、もしその救助で救助する人間
が死んだ場合はその損害賠償をする訳なんだな。

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コメント

たびたび失敬します。山岳遭難には常に関心があるものですから。

『冬に登っちゃダメです』
http://ameblo.jp/bikunilove/entry-10201770066.html

地元の方のサイトに別の新聞(読売)の記事と写真が転載されています。朝日の記者はいまいち状況を把握していなかったことが読み取れます。読売によると、

「藤原さんの意識がもうろうとしていたため、5人の隊員が交代で抱きかかえて下山していたところ、藤原さんと3人の隊員が雪庇(せっぴ)を踏み抜き、約200メートル下に滑落した。

3人の隊員は自力ではい上がったが、藤原さんが自力で歩けなかったため、残りの隊員が藤原さんを救助用のソリに乗せて急斜面を約50メートル引き上げた。ところが、隊員交代のため、ソリを近くの樹木に縛って固定したところ、樹木が折れてソリが滑り落ち、藤原さんは再び行方不明となった。」(記事から)

分かったことは、1)青年は生きていたこと、2)3人の隊員が200メートルも滑落したこと、そして3)それでも救助を続けたことだ。私の常識(というか想像)では、2)の時点で3人の隊員が無事だったことが奇跡だ。この時点で、無謀なスノーボード遊びが3人の人間を重大な生命の危険に晒した。いや、それ以前に出動自体に大きな危険があったはずだ。したがって、ここで救助中止をしても問題はない、私はそう思う。すでに起こった、そしてすぐに再度起こる可能性が高い二重遭難を避けるためだ。

隊長の救助を続ける決断は重大だったはずだ。隊員の生命を賭けたわけだ。これを理解しない親がいるだろうことと同時に、あんたらの訴訟は間違っていると説得することが不可能なことも想像できる。いわゆるモンスターペアレンツのような状態だろう。アホガキとバカ親じゃ、裁判で決着をつけるしかないですよね。ところが世の中賢明な裁判官ばかりじゃないから、不正義が勝つこともある。とにかく困ったことですよ。

思うに、親族に念書を書かせてから出発することです。たとえば、積丹岳のような例をいくつも挙げた上で、必ず助かるわけではないこと、非常事態には生きていても撤退することがあること、など免責事項を書く。いや、急に思ったけれど、バカバカしい。やっぱり行く奴に念書書かせましょう。助けは要らん、放置しろって。現地の人が「俺なら絶対に行かない」という場所なのだから。

投稿: お気に入り | 2009年9月12日 (土) 23時41分

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