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2009年9月21日 (月)

受験問題集に自分の文章が無断で掲載されたのは著作権侵害だ賠償金払えと提訴に感じる大きな違和感

13日から19日まで湯治旅行していて、帰宅してからその間の
ニュースをのんびりとネット上で読んでいるが、1週間ネット徘
徊していないとニュースやブログなど溜まっていて読むものが山
のようにある。

そんななかで、文学者たちの著作権に関しての異常なまでの
執着にちょいと違和感感じるものがあった。

朝日新聞の記事によると
◆◆◆◆◆◆◆
「中高入試問題集に無断で作品」 平田オリザさんら提訴
2009年9月14日23時24分
 中学・高校の入試の過去問題集に作品を無断で掲載されて著作権を侵害されたとして、日本ビジュアル著作権協会の会員40人が、問題集を出した声の教育社(本社・東京都)を相手取り、約8千万円の損害賠償を求める訴訟を14日、東京地裁に起した。

 提訴するのは、劇作家の平田オリザさんや児童文学者の松谷みよ子さんら。今年1月にも脚本家の倉本聡さんら31人が同様に同社を訴えており、二つの訴訟を合わせた賠償請求額は約1億8千万円となる。同協会によると、教材出版社を相手取った著作権侵害訴訟としては過去最大規模という。

 訴状などによると、同社が04〜07年に発行した問題集計543点に小説など148作品が無断で掲載された。著作権法では入試問題は著作権者の許諾なしに作品を掲載できるが、原告らは、問題集として出版する場合には許諾が必要だと主張している。

 同社によると、今年発行した問題集では、許諾が得られなかった作品は「著者の都合により掲載しておりません」と断った上で掲載を見送っている。提訴については「責任者が不在のためコメントできない」としている。(赤田康和)
◆◆◆◆◆◆◆
著作権を主張するのはまあ当然として、こんな掲載にまで文句
を言うのかとこの文学者たちのキモの小ささに違和感しか感じ
ないのだが。

受験問題集を出しているような出版社なんて小企業だろう。そ
れでなくても少子化だし、あまり勉強もしないようなガキばか
りになっている時代にそんなに儲かる商売でもない。そんな小
企業からさえ多額の賠償金をふんだくろうってのか。

だいたい、入試問題に自分の文章が採用されることは一応まと
もな日本語だと認められた訳だから、採用されることは名誉そ
のものだろう。そして、入試問題の前段階になる問題集となる
と、それに採用されれば、その一部の文章に興味を持った学生
がその文章の掲載されている小説とか戯曲とか評論を単行本や
文庫などで買って読んでみようと思うきっかけににもなる訳で、
たいして名前も知られていないような作家(この記事に出て来
る平田オリザなんてのは文章読んだこともないが、テレビのコ
メント役辺りで出ていてシタリ顔で喋っているのを見たことあ
る程度)にとっては問題集などに取り上げられるのは大いなる
宣伝であって、自分から金を出しても良いぐらいじゃないのか。

著作権侵害だとか文学者たちがうるさく言って来るなら、出版社
サイドも一切取り上げなきゃ良いだけだ。日本語の素晴しい文
章なんて、著作権が切れたような文学のほうにこそ宝の山があ
る訳で、テレビのクズ番組にコメント役でシャシャリ出ている
程度の文学者の文章を柔軟な感受性を持つ学生に読ませて、
その問題を解かせるなんてのは日本語破壊にしかならない。

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コメント

私もこの問題に関しては記事にしましたが、それにしてもケツの穴の小さい連中ですね。そこに名前を連ねてる作家の本は読まないことに決めました。

投稿: 江草乗 | 2009年9月22日 (火) 16時34分

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