朝日新聞がミシュラン食堂案内本を大仰にパリ特派員の記事で提灯持ちの大宣伝。まあ、検察情報垂れ流し記事と同じ姿勢だな。サンドラ・ブロックがラジー賞・アカデミー賞同時受賞の快挙。作品・監督賞は「ハートロッカー」
WOWOW(3月から4月2ヶ月で945円で加入中)でアカ
デミー賞発表のライブを今日は朝から視聴中。中継司会の一
人にあの滝川クリステルがいるが、いつものことだが口に籠
ったような発声で聞き取りにくいな。なんでこんなヘタクソ
なのが司会やるんだよ。で、合間にネットでニュースサイト
なんかを徘徊。(アカデミー主演女優賞が「しあわせの隠れ
場所」のサンドラ・ブロックに決定。アカデミー賞授賞式の
前日に発表のラジー賞で「オール・アバウト・スティーブ(原
題)」で、最低主演女優賞に選ばれていたので、同じ年に最高
と最低同時受賞の快挙だ。しかもサンドラ・ブロックはたく
さんのDVDを携えてラジー賞会場に登場したそうだし、ユー
モア感覚もたっぷりだ。監督賞は「ハートロッカー」のキャ
スリン・ビグローが女性監督として初受賞だ。さらに作品賞
も受賞だ。ビグロー監督の男前の映画が前から好きなんでお
めでとう)
朝日新聞に「ミシュランレストランガイド」の大宣伝としか
思えない記事がネットサイトにあった。題して「ミシュラン
調査員『隠れた店発掘が喜び』 覆面脱ぎ語る」だとさ。
ネットサイトでしか見ていない(というか朝日新聞本紙なん
て21世紀に入って見たこともないが)のでどの紙面に掲載
かは分らないが、パリ特派員の記事と来た。なんとも朝日新
聞らしい大げさな記事。
で、全文を読んでみたら、中身まるでなしのたんなるミシュ
ランの提灯持ち。ミシュランも日本で発行している掲載食堂
の承認を得た上(それだけで覆面調査なんて言うのがまるで
嘘八百じゃないか)で撮影した食堂の中の様子とかの宣伝写
真ばかりでまるで料理の評論なしの“高額だけが売りの食堂”
の単なる手抜きの店案内・アクセス案内本がまったく売れな
いので、ジャーナリズム精神皆無の朝日新聞に宣伝を頼んだ
訳か。
「秘密保持を何より重視してきたミシュランとしては異例。
調査方法や評価の決め手、連日連夜の食べ歩き生活など、謎
に包まれていた調査員の素顔を語った。」なんてリード部分
がまるでお笑いの記事。しかし、これほど中身のない記事も
ないな。朝日新聞の特派員って楽で良いね。それで高給か。
その実名でインタビューに応じるのが今回が初めてなんて大
仰に言うわりには、掲載されている写真は後ろ向きに椅子に
座った女性の写真。しかもその写真がわざわざ「エルザ・カ
ディエ氏撮影」ときて、失笑してしまった。ミシュラン史上
初の実名インタビューなんて振っているなら、記者以外の他
人に撮影させるなよ、しかも単なるへたくそなスナップ写真
を。だいたい、その撮影者が調査員のことが分るじゃないか。
しかも実名で、現役のミシュラン編集長(編集長なんてのは
多くの人間と毎日会っている訳で、それで顔を隠すって意味
なしだな)なら顔を隠す意味ないだろうが。それより後ろ向
きのどうでもいい写真ぐらい記者が撮影しろよ。コンパクト
デジカメぐらい持っているだろうが。
それにしてもね、ミシュランの評価なんてはっきり言って基
本どうでもいいって感じだよな。「星に値すると思われる店
は、必ず別の調査員が試して確認する。『1人の意見で決め
ることは絶対ありません。評価の均一性こそ、ミシュランの
力の源ですから。』」なんて点でさらに鮮明だよな。料理の
評価の均一性って一体なんだよ。一人の評価でもそれが確か
な舌の持ち主ならそれで十分だろう。自分一人じゃ料理の判
断もする自信がないだけじゃないか。
料理なんて人それぞれに好き嫌いあるし、同じ人間でもその
時の体調などによっても同じ料理がまるで違うわけだ。それ
を複数人の評価で星付けすることにそもそも無理がある。し
かも自分のカネで食う場合は高ければなかなか不味いとは言
えない訳で、料理なんて所詮美味い・不味い、それが価格対
比で価値があるかどうか程度を参考にすれば良いもので、ミ
シュランなんてこの価値多様化の時代にすでに完全に時代遅
れのアナクロ本でしかないんじゃないの。そのアナクロ本の
提灯持ちを今さらにする情けない大マスゴミ朝日新聞様って
ことか。同じ記事にするにも、もう少しは暴露的なミシュラ
ンが嫌がるような内容にしろよ。まあ、小沢誹謗中傷報道で
も検察情報垂れ流し記事しか書けないマスゴミだし仕方ない
のか。
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