足利事件で貴重な人生を警察・検察・裁判官に破壊された菅家さんの再審公判で無罪。しかし、人の人生破壊した奴らは何の責任もないノホホン人生
栃木県足利市で1990年に4歳女児が殺害されたいわゆる
足利事件で殺人罪などで無期懲役になり、昨年6月に釈放さ
れた菅家利和さんの再審判決公判が26日、宇都宮地裁で開
かれて、ようやく無罪を言い渡された。
佐藤裁判長は「菅家さんの真実の声に十分耳を傾けられず、
(釈放までの)17年半自由を奪うことになり、裁判官とし
て誠に申し訳なく思う」と異例の謝罪をして、陪席裁判官2
人と立ち上がり、頭を下げたそうだ。
逮捕から18年3カ月を経てようやく名誉回復が実現したわ
けで、検察側は上訴権放棄を申し立て、地裁に受理され、菅
家さんの無罪が確定した。
この手の冤罪は戦後の一時期などどれほど数多く惹起された
ことか。法学部で勉強した時、この種の冤罪事件を判例など
でかなり目を通した。とくに刑法関係が好きで、団藤重光と
佐伯千仭の二人の刑法学者の教科書と論文集を熟読玩味した
ものだ。とにかく日本は自白主義的な面があり、冤罪が起き
やすい環境にあり、それは現在も変わりない。
昨年からの小沢幹事長や民主党関係の特高検察のあまりに理
不尽極まる捏造事件などはまさのその冤罪の象徴のようなも
のだ。しかし、その冤罪を回避する最大の手法である可視化
も警察・検察の頑迷な姿勢に弱腰の民主党がなかなか決断で
きない状況だ。今回の足利事件に関しても検察官などはその
責任の重大さをまったく認識していないのが顕著で、まあ、
日本の官僚すべてに言えるが、自分たちが実行した政策や捜
査に関していくら自分たちの間違いがあってもこれまで一切
責任を負ったことが無いなんともお気楽な立場を貫いている。
そのあり方を根本的に改めようとしているのが小沢幹事長な
ので、そいつらの抵抗が死にものぐるいであるのは当然なの
だ。なのに、民主党の馬鹿議員はそういう危機意識をまるで
感じていないのが多いのが問題でもあるのだが。
| 固定リンク
« マスゴミは飽きもせず毎日毎日と民主党関連で政治とカネだ女スキャンダルだと喚きまくってます | トップページ | 鳩山首相の初の一部オープン形式の会見がようやく26日に実施されたが、記者クラブのクズ記者どもの勘違いぶりが笑えた »
コメント