大好きだったアメリカの医療ドラマ「ER」がついにあと3回の放送で15年の長い歴史を閉じる。現在のシリーズはその回顧もあってか過去の登場人物再登場で楽しめる
テレビドラマってのはまず見ない最近(大昔はそれこそ放送
されるアメリカのドラマはすべて観まくっていたんだが。と
いっても、それはローンレンジャーから始まりカメラマンコ
バック、拳銃無宿などからアンタッチャブル、ローハイドと
かそういう時代ね)だが、ここ10年以上毎回必ず見ている
唯一の存在がNHKBSで1年の内半年弱だけ毎年放送している
「ER」だ。
初期のころの先生などはすべて入れ替わっている現状のERだ
が、現在一番活躍中のモリス先生のスコット・グライムズな
どは最近公開の映画「ロビン・フッド」ではかなり目立つ重
要な役をしていたし、やはりERはなかなかの俳優出世番組な
のだ。
その大好きなドラマがあと3回の放送でついに15年の長い
歴史を閉じる。現在放送中のシリーズはその最終シリーズ第
15で、過去を回顧するかのように毎回、これまでカウンテ
ィ病院で勤務して来た医者などがゲスト的に出演してファン
を喜ばせている。脳腫瘍で亡くなったグリーン先生(アンソ
ニー・エドワーズ)もちょっと前の放送で登場した。その奥
さんコーディ先生(アレックス・キングストン)もこの間登
場したな。
その過去の登場人物再登場では、昨夜の放送分はERファンに
は驚喜の回だった。すでに数回前からERの象徴のようなカー
ター先生(ノア・ワイリー)が病院に戻っていたんだが、す
ぐに登場人物を無惨に殺してしまう(ロマノ先生はもっとも
悲惨だった。ヘリ事故で片腕をもぎ取られたあと、今度は墜
落したヘリの下敷きになって惨死してしまうんだから)この
シリーズだけに、なんとカーター先生はアフリカでの医療勤
務時代に感染症かなにかでやられて透析治療必須で、腎臓移
植が必要という哀しい状態なんだから。
その昨夜の回では、初期のERの出世頭ダグ・ロス先生のジョ
ージ・クルーニーが、今では同じ病院で臓器移植コーディネ
ーターをしている恋人キャロル(ジュリアナ・マルグリーズ)
と一緒に登場して、ベッドシーンまで披露。さらにこの2人
に絡むのがスーザン・サランドンの豪華版。
と思っていると、カーター先生がついに腎臓移植手術するこ
とになるのだが、その病院の外科に懐かしの態度のでかいベ
ントン先生(エリック・ラ・サル)がいるではないか。しか
も、ベントン先生らしく、管轄外の移植手術チームにうるさ
く口出しする大サービスシーンも。
これほど楽しんだドラマはない。もともと昔の「ベン・ケー
シー」「ドクター・キルディア」「看護婦物語」など医療ド
ラマは大好きだったんだが、手持ちカメラも多用しての病院
の様々な医療行為や器具、病名などを専門語を駆使して描い
たものは皆無だった。そして、アメリカの保険事情の悲惨さ
も描かれていて実に勉強になるドラマだった。あと残る3回
じっくりと見なくちゃね。あと誰が登場して来るのかな、楽
しみではある。
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