たまたまクラシック音楽フリークブログで知った56枚セットでたった9800円の「グラモフォン111第2集」は凄すぎるご機嫌な内容だった
ネットでクラシック音楽フリークのブログをたまたま読んでい
たら、グラモフォンが自社の111年の歴史を111枚のアル
バムで編成したセット物「111 Years of Deutsche Grammop
hon Box Set, Limited Edition」ってのがあるのを知った。
111年の間に発売したグラモフォンレーベルのアルバムから
代表的なもの(必ずしも代表的と言えるものでもないなと私的
には思えるものもあるが)111枚を選んで編成したもので、
第1集と第2集に分割発売されているようで、アマゾンではす
でに第1集販売はなく(特定業者が3万円とかで売っているの
はあるようだ)て、第2集だけが販売されていて、その枚数が
56枚なのに販売価格は税込み・送料込みでなんとたったの9
800円。第1集に入っているものはかなり所有しているもの
が多いのだが、第2集は50年代のモノラル盤や21世紀に入
っての最新版がかなり入っているようで興味津々。
なにしろCDが発売された当初など1枚が3800円なんてのが
普通だったのが、56枚で9800円って、1枚がたった17
5円だよ。現状でも国内盤なら4枚しか買えない価格だ。しか
も、90年代後半からクラシックCDはほとんど購入していない
(なにしろ数千枚のCDが部屋中に溢れているからね。だいたい
クラシック音楽は別に最新録音が素晴しい訳でない)ので、1
枚175円で最新録音が楽しめるならレンタルするより安いっ
てものだ。
で、3日前に注文したものが配達されてきた。56枚の曲目と
録音データが掲載されたブックレットが入っているが、曲目の
解説はとくになし。ケースはいわゆる紙ケースだが、オリジナ
ルジャケットのデザインがそのまま使用されていて、かつての
グレイの無地ジャケットのアルヒーフなどもあり、なかなかご
機嫌なセットで、それぞれのジャケット写真を見ているだけで
実に楽しい。これらの中で所有しているのは1枚だけ。ただし、
LPではアバド「カルメン」、アルゲリッチ「ラベルピアノ協奏
曲」、クライバー「ラ・トラヴィアータ」、ムラヴィンスキー
「チャイコフスキー交響曲第6番」など10点を所有している
のだが、1枚175円でCDが揃ったんだからなんとも凄い激安
セットだ。
それより、LPやCDではあまり小品集などは買ったことがないの
だが、その手のものがいくつかあって面白い選択になっている。
また、これまでまったく聴いたことのない新進の演奏家の最新
版も入っていてこれはかなりのお勧めセットだ。
小品集ではバトル「バッハカンタータアリア集」、シノーポリ
「オペラ合唱曲集」、ターフェル「オペラアリア集」など儲け
物。
21世紀に入ってからの最新盤ではドミンゴ「情熱のスペイン」
なんて珍しいもののほか、新進演奏家ではドゥダメル「フィエ
スタ」、ブレチャハ「ショパンピアノ協奏曲」、ガランチャ「ア
リア・カンティレーナ」、ハーン「シェーンベルク・シベリウ
スヴァイオリン協奏曲」、ダニエル・ホープ「AIR」、コジェー
ナ「モーツァルトオペラアリア集」、ラン・ラン「メモリー」、
ネトレプコとビリャソン「デュエット」、アリソン・オット「リ
スト超絶技巧練習曲」、クヴァストホフ「美しき水車小屋の娘」、
ユジャ・ワン「ショパンソナタと練習曲」と11枚もあった。
古いものでは超有名なフルトヴェングラー「シューベルト交響曲
第9番」なんてのも入っているし、1939年録音のデ・サバー
タ「ブラームス交響曲第4番」、フリッチャイ「シュトラウスワ
ルツ集」、リタ・シュトライヒ「オペラアリア集」など入手困難
なものもあり、このセットはご機嫌だ。それにしても、こんな値
段でCDが売られてしまうなんてクラシック音楽業界は生きて行け
るんだろうか。
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