久しぶりに覗いてみたネット証券社長であられる偉いお方の「北尾吉孝日記」で、『「百田叩き」は憲法違反』との記事読んで、経済界のトップクラスでもこの程度の言論の自由理解の低さかと唖然
株式売買しているので、まあほとんど儲けの元にはならないが、参考やお勉強にはなるってことで、株式関係ブログや証券会社関係のホームーページなどを覗く。そのひとつに「北尾吉孝日記」なるものがある。個人投資家を餌食にする野村証券出身で現在はネット証券大手のSBIホールディングス株式会社代表取締役社長という偉いお方である。
まあ、基本は金儲け一番のユダ金仲間みたいなお人だし、自分の投資にそれほど役立つ訳でもないのがほとんどで、安岡正篤など害にしかならない偉い人の言葉を取り上げての人生訓話みたいのが多いので辟易するしかない記事が多いのでたまに覗く程度。そのブログを1ヶ月ちょいぶりに覗いてみたら、相変わらずのその手の内容が多い訳で、倫理観も道徳心もないアベシンゾーなんかもそうだが、その手の人間に限って偉そうに教育で道徳教育に力を入れるとかボケかます訳だが、まあその手の一人だ。で、6月30日付けの記事が笑わせる。題して、『「百田叩き」は憲法違反』と来た。
27日土曜日に私は百田尚樹さんのツイート『もし今回の発言で、私が謝罪させられたり、社会的に葬られたりしたら、今後、内輪の席であっても、誰も「○○新聞はつぶれろ」と言えなくなるなあ。密告や盗み聞きで、その発言が新聞社に知られると、大変なことになる。新聞社の悪口を言えば、社会的に抹殺される時代がくるかも(^_^;)』をリツイートしました。
御承知のように之は、先週木曜日に開催された自民党若手による勉強会「文化芸術懇話会」で講演した百田さんが、曰く「沖縄の二つの新聞社はつぶれたらいいのに、と(中略)講演の後の質疑応答の雑談の中で、冗談として言ったもの」が「報道の自由」や「言論の自由」を弾圧しているとして各方面に叩かれている件ですが、本ブログでは当該問題につき以下私の考え方を端的に述べておきたいと思います。
言うまでもなく百田さんは現在は「民の人」ですから、何を言おうとも勝手です。一会合に講師として招かれた「民の人」がどんな発言をしようにも、之をまた大手メディアが叩くのは如何なものかと思います。
追及すべきは「公の人」の言動であります。その「民の人」の発言を受けて「公の人」がどう考えどう反応するかが問題であって、それは自民党として党針にそぐわぬがゆえ関係者夫々に処分を下したわけです。
百田尚樹という「民の人」を叩いて一体何になるのでしょうか。百田さんも百田さんでその御発言につき「冗談」とか「本気」とか言われますが、御自身の考えを貫かれたら宜しいだけで謝罪される必要も全くありません。
「民の人」は自分の思うことを思うように発したら良く、それを聞く「公の人」が「我が意を得たり」と思うか、「少し過激な発言では?」と思うか、「それは可笑しいだろう」と思うか等々、どう判断するかの話です。
百田さんも昨夜、『こんなことを書くのもアホらしいですが、憲法21条にはこう書かれています。「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」つまり、私的な会合での発言は、憲法で保証されているのです。スターリン時代のソ連は、家庭での発言も密告されて処罰しました』とツイートされていました。
今回のメディアによる一連の「百田叩き」の動きというのは、之こそ憲法で保障されているはずの「表現の自由」、「言論の自由」を否定するものであるように思われて、健全たる民主主義社会の根幹を揺るがす由々しき事態だと私自身は危惧しています。
…………
資本主義の象徴であり、日本国憲法の元で自由に活動している証券会社のトップがこの程度の憲法認識しか出来ないとはね、情けなくなるばかり。これで慶應義塾大学卒業でケンブリッジ大学留学までしているくせに憲法理解の愚かさ。まあ、金儲けの方法ばかりお勉強していたんだろうけどね。
つまりは、百田某は政権党の集会に講師として招かれて、新聞を叩き潰せと吐き、その場で自民の政治屋が誰も問題にすることなく喝采している訳だから、その言葉は政権権力の意向の反映であり、ぶっつぶせと言われた新聞サイドが批判するのは当然に言論、報道の自由だろうが。言論の自由とはその吐いた言葉に責任が伴う訳で、批判されるのは当然であり、何の問題もない、むしろそれが言論の自由そのものだ。というより、単なる私人(民の人とか私人とか公人の区別は曖昧)でもその人物の発言が問題であれば報道機関が取り上げて、批判するのは当然だし、むしろそれをしないならジャーナリズムじゃないだろうが。このおっさんどこか脳細胞が吹き飛んでしまっているのかな。
この偉そうなおっさんは「御自身の考えを貫かれたら宜しいだけで謝罪される必要も全くありません」と書く。だからさ、誰も百田某に考えを改めろとかも言っていないし、どんどん情けない限りの良い訳を言いまくれば良いと思っているし、現に百田某は何の痛痒も感じることなく、批判も完全無視して思い切り勝手にアホを吐きまくって、言論の自由を謳歌してます。まあ、百田某がアホを吐けば吐くほど、アベシンゾーのお友達の発言として、憲法破壊して国民を戦争で犬死にさせたい願望の悪魔でしかない(しかし、その破壊願望の憲法自体には完全無知のお笑い)アベシンゾーの馬鹿ぶりがますます明確に曝されるし、いかにアベシンゾー本人、シンパのたぐいがネットウヨまがいのクソばかりかが国民に判り、洗脳されている国民も覚醒するからね。
この偉そうなおっさんは「健全たる民主主義社会の根幹を揺るがす由々しき事態だと私自身は危惧しています」と書くが、どこか倒錯しちゃってるね。このおっさんはこれまでのアベシンゾーの言論・報道の自由への汚い弾圧ぶりが判っているんだろうか。きっと、見て見ぬふり状態だろうね、ほかの経済界のお偉い方々同様に。「健全たる民主主義社会の根幹を揺るがす由々しき事態だと私自身は危惧しています」なる言葉は、アベシンゾー本人に言うべき言葉なんだよ、判っているのかな、このおっさん。アベコベミクスとかでぼろ儲けして、アベシンゾーなる生き物の本質が見えなくなっているんだろうね。かわいそうなおっさんだ。
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