大好きな映画いっぱいの中でも、別格的に超お気に入りの超カルト映画「悪魔のいけにえ」のレザーフェイス役者が死亡
シネマトゥデイのRSS眺めていたら、山のように大好きな映画がある中でも、別格の地位を占める「悪魔のいけにえ」で、人間の顔の皮で作った仮面を被り、チェーンソーを振り回しす狂気の殺人鬼を演じていた俳優が死亡したとか。映画では仮面かぶりっぱなしだから、素顔も当然わからず、その素顔を知ったのもごく最近なのに、著名な大スターが死亡したのとは異質なんだが、自分的にはちょっと寂しいね。
そのシネマトゥデイの記事は
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『悪魔のいけにえ』初代レザーフェイス俳優が死去
2015年11月9日 20時27分
名作ホラー映画『悪魔のいけにえ』で、初代レザーフェイスを演じたガンナー・ハンセンさんが現地時間の7日、アメリカのメイン州にある自宅ですい臓がんのために68歳で亡くなったと BBC News ほか複数のメディアが報じた。
トビー・フーパー監督の出世作にして、ホラー映画の金字塔と呼ばれる『悪魔のいけにえ』でデビューしたハンセンさんが演じた殺人鬼レザーフェイスは、人の顔の皮膚を被りチェーンソーをふりかざす大男。1974年の公開ののち人気を博した本作は複数にわたってリメイクされており、シリーズ最新作の『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』(2013)にはハンセンさんが特別出演を果たしている。
Twitter上では『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』のエドガー・ライトや、小説家のスティーヴン・キングといった著名人のほか、多くのファンからハンセンさんへの追悼の言葉が寄せられている。また BBC News によると、ハンセンさんは俳優業の傍ら、作家としても活動をしており、テキサスからノースカロライナまでのサンゴ礁をめぐる旅行記や『悪魔のいけにえ』の舞台裏を記した著書を発表しているという。(編集部・那須本康)
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記事では「名作」と書いているが、いわゆる名作とは違うんだよな。この映画を映画好きなら名作とは普通言わないわな。まあどうでも良いけど。
大学卒業して、東京のマスゴミに就職して、まだ新米修行中で、暇があれば映画館へ通っていた。京都でも映画を見まくっていた映画大好きとあって、東京へ来たら名画座がいっぱいあってそれらを時間があれば回るのが最大の楽しみだった。もちろんロードショーも観るわけだが、そのロードショー公開時に観て、衝撃的だったのがこの「悪魔のいけにえ」だった。
どこの映画館で初めて観たのかは覚えていないのだが、巻頭の墓場での断続フラッシュで始まるシーンからもうワクワク感いっぱいの映像で、キャンピングカーで旅行中の若者たちが拾った男が車内で繰り広げる異様な行動あたりで、それまでのイギリス流のホラー映画などとはまったく異質の気持ち悪さが全編に爆発。しかし、殺しシーンにしても殺すシーンをもろに見せるわけでもなく、血もほとんどない(いわゆるスプラッターホラーとはまったく違う)のだが、異様に気持ち悪く神経をぎりぎりと刺激し、怖いのだ。途中であまりの気持ち悪さ(怖さじゃなく)に途中で退場していく客もちらほら。そんな映画には初めての遭遇だった。
あまりのすごさに映画館を出ずにもう一度鑑賞してしまったほどだった。監督も初めて知るトビー・フーパーなんだが、監督にとっても奇跡的な出来だったわけで、その後のメジャー作品ではごく普通の映画しか作れなかったしね。
当時はビデオなんてないので、また観たかったのだが、名画座に降りてくるのを待ち、その後に3回ほども映画館で観ているほど惚れ込んでいる映画だ。愛読していたキネマ旬報などでも観ている評論家も少なく、評価されるわけもないのだが、恒例の年間ベストテン選出ではごく一部の映画評論家が最高得点をつけて(点数自体をつける評論家などがほとんどいないのだが)いたね。その後年数が経つほどこの映画の評価はうなぎのぼりなんだが、まあホラー映画なんてとバカにしている人間には永遠に無縁だろうし、そういう人はほんまの映画好きじゃないんだろうなってこと。映画好きを自認するなら一度は観ておくべき映画史に残る超カルト作品なのだ。
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