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2019年2月25日 (月)

米アカデミー賞が決定。主演女優賞が超地味なオリヴィア・コールマンがかなり意外だったかな。でもうまい女優なんだよな。アカデミー会員なかなかやるね

今日は米アカデミー賞授賞式が開催されて、WOWOWでは実況中継されていた。ここ数年は毎年これを生で見るためにWOWOWを2月はじめに契約して3月末に解約する(2ヶ月になるが、視聴料金は1ヶ月分で済む)っていうのを繰り返してきていたのだが、今年は候補作品を殆ど見ていないので、予想の楽しみもないので契約せずで、結果は米アカデミー賞サイトで確認しただけ。で、結果だが主要な部門賞は次の通り。★印が受賞者・受賞作。

【作品賞】

★「グリーンブック」

 「ブラックパンサー」「ブラック・クランズマン」「ボヘミアン・ラプソディ」「女王陛下のお気に入り」「ROMA/ローマ」 「アリー/ スター誕生」「バイス」

【監督賞】

★アルフォンソ・キュアロン  「ROMA/ローマ」

 スパイク・リー  「ブラック・クランズマン」、 パヴェウ・パヴリコフスキ  「COLD WAR あの歌、2つの心」、ヨルゴス・ランティモス  「女王陛下のお気に入り」、アダム・マッケイ  「バイス」

【主演女優賞】

★オリヴィア・コールマン  「女王陛下のお気に入り」

 

ヤリッツァ・アパリシオ  「ROMA/ローマ」、グレン・クローズ  「天才作家の妻 -40年目の真実-」、レディー・ガガ  「アリー/ スター誕生」、メリッサ・マッカーシー  「ある女流作家の罪と罰」

【主演男優賞】

★ラミ・マレック  「ボヘミアン・ラプソディ」

クリスチャン・ベイル  「バイス」、ブラッドリー・クーパー  「アリー/ スター誕生」、ウィレム・デフォー  「永遠の門 ゴッホの見た未来」、ヴィゴ・モーテンセン  「グリーンブック」

【助演女優賞】

★レジーナ・キング  「ビール・ストリートの恋人たち」

エイミー・アダムス  「バイス」、マリーナ・デ・タビラ  「ROMA/ローマ」、エマ・ストーン  「女王陛下のお気に入り」、レイチェル・ワイズ  「女王陛下のお気に入り」

【助演男優賞】

★マハーシャラ・アリ  「グリーンブック」

アダム・ドライヴァー  「ブラック・クランズマン」、サム・エリオット  「アリー/ スター誕生」、 リチャード・E・グラント  「ある女流作家の罪と罰」、サム・ロックウェル  「バイス」

【オリジナル脚本賞】

★「グリーンブック」

 「女王陛下のお気に入り」「魂のゆくえ」「ROMA/ローマ」「バイス」

【脚色賞】

★「ブラック・クランズマン」

 「バスターのバラード」「ある女流作家の罪と罰」「ビール・ストリートの恋人たち」「アリー/ スター誕生」

【撮影賞】

★「ROMA/ローマ」

 「COLD WAR あの歌、2つの心」「女王陛下のお気に入り」「Never Look Away」「アリー/ スター誕生」

【歌曲賞】

★「アリー/ スター誕生」

「ブラックパンサー」「RBG(原題)」「メリー・ポピンズ リターンズ」「バスターのバラード」

【音楽賞】

★「ブラックパンサー」

「ブラック・クランズマン」「ビール・ストリートの恋人たち」「犬ヶ島」「メリー・ポピンズ リターンズ」

【編集賞】

★「ボヘミアン・ラプソディ」「ブラック・クランズマン」「女王陛下のお気に入り」「グリーンブック」「バイス」

【音響賞(編集)】

★「ボヘミアン・ラプソディ」

「ブラックパンサー」「ファースト・マン」「クワイエット・プレイス」「ROMA/ローマ」

【音響賞(調整)】

★「ボヘミアン・ラプソディ」

「ブラックパンサー」「ファースト・マン」「ROMA/ローマ」「アリー/ スター誕生」

【美術賞】

★「ブラックパンサー」

 

「女王陛下のお気に入り」「ファースト・マン」「メリー・ポピンズ リターンズ」「ROMA/ローマ」

【衣装デザイン賞】

★「ブラックパンサー」

「バスターのバラード」「女王陛下のお気に入り」「メリー・ポピンズ リターンズ」「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」

【メイク&ヘアスタイリング賞】

★「バイス」

「BORDER」「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」

【視覚効果賞】

★「ファースト・マン」

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「プーと大人になった僕」「レディ・プレイヤー1」「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」

【外国語映画賞】

★「ROMA/ローマ」「Capernaum」「COLD WAR あの歌、2つの心」「Never Look Away」「万引き家族」

などが決定。助演男優賞のマハーシャラ・アリは2度めの助演男優賞か、助演2回を短時間で受賞ってのはすごいね。作品賞の「グリーン・ブック」の監督は「メリーに首ったけ」などおふざけ映画がお得意のファレリー兄弟監督のうちの兄貴のピーター・ファレリー監督だよ。「グリーン・ブック」は60年代の黒人差別を絡めた実話の映画化で、一応コメディタッチのようだが、ファレリー監督の映画がアカデミー賞に絡むってのも時代かな。3月1日公開のようなので、これは観に行くかな。それにしても、今年のアカデミー賞ほど映画にそれほど興味のない人には「それ誰?」的な主演・助演受賞者はないんじゃないだろうか。なにしろ、ラミ・マレック、オリヴィア・コールマン、マハーシャラ・アリ、レジーナ・キングだもんな。

クイーンの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」が主演男優他の賞も受賞し、日本での興行も好調のようだが、自分的にはそもそもクイーン自体に全く興味ないというか、これまでその曲をほとんど聴いたこともないほどどうでも良いグループだったので、映画館に観に行く気が全く起きない。「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」や「レイ」、「バード」などは速攻で映画館へ鑑賞に行ったのとはちょっと違うんだよな。まあ、テレビ放送したら観るかな。

今年の受賞結果で一番良かったのは、主演女優賞がオリヴィア・コールマンになったことかな。巷間の予想ではアカデミー賞ノミネート7回目だが、いまだ受賞なしの私も大好き(「ガープの世界」以来のお気に入りの女優)なグレン・クローズが今回こそ受賞じゃないかの大本命だっただけに、ほんまおめでとうさんや。まあ、受賞対象の「女王陛下のお気にいり」は英国王室の内幕物にはちょっと辟易しているし、予告編を見た限りなんか予想できそうな内容のようで、これもちょっと観る気があまりわかない。しかし、コールマンは予告編を見るだけでもなりきりぶりがすごいなとわかるほどで、主演女優賞取るんじゃないかと思っていた。最近ではテレビドラマの「ナイト・マネジャー」での捜査官がうますぎで、主演のトム・ヒドルストンを完全に食っていたしね。イギリスにはコールマンやブレンダ・ブレシンなど普通のおばさん役バッチリの杉村春子的女優の宝庫だね。まあ、このドラマではヒュー・ローリーも良かったけどね。下の画像は「ナイト・マネジャー」のときのオリヴィア・コールマン。

Photo

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