山本太郎が「れいわ新選組」の参院選へ向けての候補１０人をすべて発表。東京選挙区では創価学会員が立ち、ほか９人は比例区で特定枠２人を重度障害者の２人にして、山本自身は比例区３人目という捨て身の特攻隊的選挙へ

どのような候補が出てくるのかと注目だったれいわ新選組の参院選へ向けての候補者発表が３日の発表ですべて終了し、代表の山本太郎以外には

●東京電力元社員で反原発、拉致被害者家族でもある＝蓮池透

●東京大学東洋文化研究所教授の経済学者で“女性装”を標榜する＝やすとみ歩

●自立ステーションつばさ 事務局長＝木村英子

●元メガバンク銀行員でコンビニオーナー経験のあるコンビニ加盟店ユニオン元副執行委員長＝三井よしふみ

●沖縄創価学会壮年部＝野原よしまさ

●元日本自然保護協会保護室室長＝辻村ちひろ

●元JPモルガン銀行為替ディーラー、政治団体フェア代表＝大西つねき

●ALS: 筋萎縮性側索硬化症(全身麻痺のALSを生きる舩後靖彦の挑戦)＝ふなごやすひこ

●派遣労働者として16年8カ月勤めた会社で雇い止めとなったシングルマザー＝渡辺てる子

の９人だ。それぞれの候補が現代日本が抱える政治・経済・社会問題・政策に深く絡む活動などをしている人たちで、この人達を候補にできた山本太郎の活動範囲の広がりと人のつながりの凄さが垣間見えるし、スタッフも相当に優秀なのだろう。

そして、立候補の形だが、３日夜になっての発表で決定したのが、東京選挙区では沖縄知事選で玉城知事当選へ大きな役割を果たした創価学会員の野原よしまさが立ち、ナンミョウカルト党代表の不自由非民主カルト党の下駄の底にこびりついているクズ、山口那津男との創価学会対決となる。野原の候補発表時の会見では山本太郎は「人間の条件」第１３巻からの引用までして、池田大作の平和主義を絶賛（池田の著書まで読んでのリスペクト姿勢は心ある創価学会員をつかめるか）しており、現状のその平和主義に反してまで不自由非民主党に寄生するナンミョウカルト党の池田大作の平和主義をコケにする姿に絶望している本来の平和を愛し、戦争を憎む創価学会の人たちが本当に池田大作の平和主義を信じているかが問われそうだ。

そして、野原以外の９人は山本太郎を含めて比例区からに。で、驚くべきは比例区特定枠を使い、その枠２人に難病のALSで全身まひの介護サービス事業の株式会社アース副社長の舩後靖彦を1位、脳性まひで重度障害の全国公的介護保障要求者組合・書記長などを務める木村英子を2位として、山本自身は枠外の3位としたことだ。これは弱小団体でしかないれいわ新選組としては困難すぎる道だ。山本太郎が議員であり続けるには、比例区で3人以上が当選でなければならないが、それには330～350万票が必要となるそうなのだ。山本はいわば捨て身の特攻隊作戦をするようなもの。しかもだ、アベデンデンセェゴの尻舐めで堕落の地獄にいる大マスゴミは無視を決め込むだろうからますます困難な道だ。

なぜなのか。山本は「私が議員で居続けるためには、2人を上げたうえで自分も票を獲得しないといけない。私が、このような動きをしているのは自分の議席を守るためじゃない。6年前の1議席を獲得できたのは市民のお力。同じように勝ち取る1議席で良いのか？　納得できない。より議席を獲得できる市民の力を示す必要があると思う。凄まじい勢いで国家の破壊が進んでいる。当事者を国会に送り込むのは喫緊の課題」と語る。その心は実に素晴らしいのだが、この６年間の山本の活動を見るだけでも、ぜひ議員として継続活動してほしいだけに不安が募るのだが。

ところで、山本太郎は中卒であり学歴はまったくない。しかし、議員になってからの政治への取り組みは真摯で真面目で誠実に凄まじいようで、とにかくよく勉強しており、その成果は国会での質問にもよく現れている。エスカレーターで坊っちゃん大学をまともに勉強もせず卒業し、その後も家系の何十もの光とコネと忖度だけで首相にまつり上げられて、憲法皆目無知のくせに「みっともない憲法」とかアホこき、憲法破壊を夢想する日本語もまともに読み書きできない無能の売国奴アベデンデンセェゴとは極北の真の国民を想う愛国者が山本太郎なんだろう。

その凄まじいまでの勉強の成果とそれを国民に必死に伝えようとする真摯な姿が、山本の数多くの街宣活動での演説をまとめた「山本太郎解体新書＝４８の疑問」というなんと９時間以上に及ぶ動画に集大成されている。４８の政策・政治・経済問題にかんして、街頭演説でよどみなく堂々と主張する姿はまさに漢だ。官僚の書いたルビ付き文章がなければまともに答弁もできず、そのルビ付き文章さえ意味もわからず棒読みするだけの愚鈍極まる下劣クソ野郎、アベデンデンセェゴとのあまりの違い。ぜひこの動画を見てほしい。