しばらくご無沙汰だったフレンチだが、なんと足立区の家からすぐの場所にまともなフレンチレストランがあった。名前は「Lesoreilles de souris」で、お気に入りになった
車を保有しなくなり、運転免許証も自主返納してほぼ1年半経ったんだが、いまさらながら車のありがたさを実感している今日このごろだね。温泉巡り・温泉湯治がまずは目的のドライブ旅行だったんだが、それ以外に道の駅巡りが楽しかった。地元の産物を買ったり、車中泊を楽しんだりとね。それらがまったくできなくなったし、ドライブ中に行きたい場所があれば即対応できたし、地元スーパーで買い物したり、地元の食堂での食事が楽しめたのは車があったからこそ。
ということなんだが、都内の移動は車でしたことがほぼない。都内は電車とバス路線網が充実していて、都内なら安価にスムーズに移動できる。車移動などしたものなら渋滞で時間はかかるし、駐車料金はバカ高いやらでメリットは皆無。なんだが、車での旅行ばかりしていたのに加えて、足の調子の悪さで歩くのがきついので電車とバスでの都内外出がつい億劫になる。
無職になる前、特に80年代から90年代前半には外食をかなり楽しんでいた。フレンチなんて大好きで、家内と二人で頻繁にレストラン巡りしていた。しかし、会社辞めてからは電車に乗ること自体が鬱陶しくて、都心に出ての買い物や映画鑑賞、外食ががくんと減少してしまった。映画はバスだけで行ける池袋、新宿の映画館へはよく行ったんが、無職になって以来26年で銀座へ行ったのはたったの4回、六本木なんて1回だけだ。なのに、ドライブでこの15年ほどで青森へ40回以上行ってるのにね。
なので。都心に多いフレンチレストランにはまるで縁がなくなっていた。まあ、歩いていける近場の居酒屋なんかで楽しめばすむしね。でもフレンチはわりに好きなんだよね。でも、足立区にはそういう店はあまりない。特に家のある西新井界隈にはね。ところが、ネットでたまたま知ったのだが、なんと家から歩いて10分程度の場所にわりにまともなフレンチレストランがあるとか。3年ほど前に開店したようだ。
場所は普段買い物する商店街なんだが、ちょっと離れていて買い物などでも通らない場所でまったく知らなかった。ワンオペでやっていて、ランチ・ディナーの区別なく、お任せのコースのみで4000円から1000円きざみで上限は書いていなくて、3日前に予約必須とのこと。とにかくどういう店か一度経験しなくちゃねと、予約しようとしたが、電話がなくて、インスタグラムか、メール(それも携帯メールのようだ)でとか。インスタグラムやっていないので、メールをやっと見つけてとりあえず4000円コースで2人分を開店時間の午前11時半で無事予約完了。足立区でランチで4000円ってのはまあ高額かな。
普通に歩けば家から10分程度だが、最近は歩くのがきつくて20分ほどもかかってしまった。店は下町の雰囲気満載の足立の商店街の中にあって、シンプルな白壁でちょっと浮いているが、大きな看板もなくて、知らなければレストランとはわからないかも。通されたのは木製テーブルにナイフとフォークのカラトリーセットが置いてあるだけの個室。音楽も流れていない。他の客はなし。
書くのを忘れていたが、店の名前は「Les oreilles de souris」とちょっと長い店名。一応フランス語は理解できるんだけど、ネズミの耳なんだよね。フレンチの店名にそんな名前つけるわけないから、ちょっと調べてみたら「忘れな草」らしい。植物名にはこういうのはよくあるよね。
で、給仕された食事だが、まずはアミューズにひよこ豆の冷製スープ。コーヒーカップのような器で優しい味わい。スマホで撮影忘却。パンは竹炭入りとバゲットで、写真は少しかじったものだが、自家製の美味しいもの。
前菜はエビにアボカドムース、アスパラ、人参添えで、エビの量もたっぷりで、美味しく、手間もかかっていそうだ。
メインの魚は黒鯛のポワレ、その下に押し麦のリゾットとこれまた嬉しい一品。イギリスsteeliteの大皿だった。
メインの肉は、ブタのヒレその下に紫芋ムース、アンディーブのオレンジ炒めとこれまた手間のかかった美味なもの。
デザートはいちごのクレープ包みの上にバニラシャーベットと梅酒か何かのゼリー。あとはコーヒーと1時間半の大満足のランチだった。酒はあまり飲まないのでビールとグラスワインで、支払いは9200円。お気に入りになり、これから1ヶ月に1、2回は行くかもね。何しろ散歩がてら、わりに本格的なフレンチを食せるしね。しかも足立区でも最も下町的雰囲気濃厚な地区でだ。なにしろ、右隣がお好み焼き屋さんだ。













































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